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できる薬剤師はバイタルサインをどうみるか
筆頭著者 狭間 研至 (著)
一般社団法人日本在宅薬学会 理事長/ファルメディコ株式会社 代表取締役社長
南山堂
電子版ISBN 978-4-525-98474-8
電子版発売日 2023年1月16日
ページ数 112
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-525-70641-8
印刷版発行年月 2023年1月
書籍・雑誌概要
超高齢社会の到来,医師の働き方改革などの影響を受け,継続的な患者フォローや薬効の評価など,チーム医療における薬剤師の役割は転換期を迎えている.この新たな役割を果たすためには,バイタルサインを測定し,患者状態をアセスメントする能力が欠かせない.では,薬局薬剤師が患者のバイタルサインを測るとき,一体どこをみて,何を考えればいいのだろうか.本書は,薬局薬剤師のあり方に一石を投じた『薬剤師のためのバイタルサイン』(2010年)の改訂新版として登場.これからバイタルサインにふれる読者に向け,測定手技から薬学的視点でのアセスメントを解説し,令和の時代に求められる新たな薬剤師の姿を伝える一冊.
目次
1 薬剤師を取り巻く環境
「調剤薬局」を考える
社会資源としての薬局・薬剤師を見直す
医薬品医療機器等法の改正が示すもの
2 薬剤師とバイタルサイン
AKYでしか話せなかったバイタルサイン
薬局・薬剤師を取り巻く環境の変化
バイタルサインが変える薬局・薬剤師のあり方
3 バイタルサインを活用するためにはじめるべきこと
取り組むきっかけは?
器具を準備しよう!
知識・技能の習得には?
環境を整備しよう!
4 バイタルサインの測定・記録・アセスメント
血 圧
呼 吸
脈 拍(心拍)
体 温
意 識
尿 量
5 バイタルサインの変化からみる薬の副作用
循環器系薬の副作用
呼吸器系薬の副作用
消化器系薬の副作用
薬剤性肝障害
筋・神経系薬の副作用
アナフィラキシーショック
6 バイタルサインが拓く薬局・薬剤師の新たな展望
医療現場で進むタスク・シフティング,タスク・シェアリング
薬剤師とのタスク・シフティング/シェアリングが進まない理由
医師と薬剤師の関係を変えるためのポイント
バイタルサインを活用し在宅医療で活動し始めたときに訪れる3つの段階
薬剤師の「時間・気力・体力」を温存させるシステム作り
診療報酬・調剤報酬の変化への対応を急げ
薬剤師が対人業務に取り組むメリット