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がん疼痛の処方 さじ加減の極意

がん疼痛の処方 さじ加減の極意
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筆頭著者 森田 達也 (編集)

聖隷三方原病院 副院長/緩和支持治療科 部長

南山堂

電子版ISBN 978-4-525-98217-1

電子版発売日 2016年10月31日

ページ数 374

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-525-42151-9

印刷版発行年月 2016年11月

DOI https://doi.org/10.15104/9784525421519

書籍・雑誌概要

緩和ケアは,患者の多様性という点で他の領域と大きく異なり,患者個々に合わせた綿密かつフレキシブルな対応が求められる.本書は,緩和ケアの基礎知識に加え,オピオイド鎮痛薬,鎮痛補助薬,非オピオイド鎮痛薬といった鎮痛薬の全体の処方せんを示しながら,さらに時系列にプロフェッショナルが実践している絶妙なさじ加減を解説した.

目次

chapter 1 がん疼痛における処方設計 -さじ加減の実践例-
 痛みがとれないとき
  1 急速に悪化する脊髄圧迫症候群の疼痛
  2 腕神経叢の神経障害性疼痛
  3 骨盤腔の神経障害性疼痛
  4 高用量のフェンタニル貼付剤―疼痛の悪化―
  5 骨転移の強い体動時痛
  6 消化管閉塞の強い腹痛
  7 直腸肛門の強い疼痛
  8 胸壁の激しい疼痛

 副作用が強いとき
  1 嘔気で難渋するオピオイド―導入―
  2 嘔気で難渋するオピオイドの増量―入院―
  3 嘔気で難渋するオピオイドの増量―外来―
  4 便秘で難渋するオピオイドの増量
  5 精神症状で難渋するオピオイドの増量―高齢者―
  6 精神症状で難渋するオピオイドの増量―眠気1―
  7 精神症状で難渋するオピオイドの増量―眠気2―

 特別な状況のとき
  1 透析患者の疼痛
  2 呼吸困難を併発した疼痛
  3 小児に対するオピオイドの投与
  4 独居の患者に対するオピオイドの投与
  5 頭頸部がんの化学放射線療法の時の痛み

chapter 2 がん疼痛と治療の基礎知識
  1 がん患者の痛みの評価
  2 がん疼痛に対する治療戦略

chapter 3 各種鎮痛薬の臨床薬理
  1 オピオイド
  2 鎮痛補助薬
  3 非オピオイド鎮痛薬

chapter 4 オピオイドの投与設計の基本
  1 オピオイドの増量(定期投与)
  2 オピオイドスイッチング
  3 がん突出痛とレスキュー薬―経粘膜吸収フェンタニル製剤の位置づけ―
  4 鎮痛補助薬の併用
  5 高用量のオピオイドでも除痛できない患者への投与設計
  6 肝・腎機能障害を合併した患者への投与設計

chapter 5 オピオイドによる副作用か否かの見極めと発現時の対応
  1 オピオイド依存
  2 悪心・嘔吐
  3 眠気・せん妄
  4 便秘

chapter 6 オピオイドを使用する上で押さえておきたい患者応対のポイント
  1 医療従事者が知っておきたいがん患者の心理
  2 オピオイドに対するがん患者の心理
  3 オピオイドについての家族のとらえ方

索引

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