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ぼくらのアルコール診療 シチュエーション別。困ったときの対処法

ぼくらのアルコール診療 シチュエーション別。困ったときの対処法
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筆頭著者 伴 信太郎 (監修)

その他の著者 樋口進 監修
吉本尚 編集
久我弘典 編集
小松知己 編集
長徹二 編集

南山堂

電子版ISBN 978-4-525-98042-9

電子版発売日 2016年6月6日

ページ数 253

判型 B6変

印刷版ISBN 978-4-525-20331-3

印刷版発行年月 2015年8月

DOI https://doi.org/10.15104/9784525203313

書籍・雑誌概要

アルコール診療にネガティブな感情をおもちですか? 本書では,「非専門医がどこまで診断していいの?」「“ほどほど”ってどれくらい?」「精神科紹介を患者さんに拒否された……」など,総合診療医が直面しがちな状況ごとに,どう対応するとよいかを解説します.総合診療医の目線に立った,総合診療医のための“本当に”使える実践書です.

目次

Ⅰ これだけは知っておきたい!

  1 アルコールによる健康障害① 精神科的問題
  2 アルコールによる健康障害② 身体合併症
  3 アルコール歴のとり方
  4 スクリーニングとブリーフ・インターベンション
  5 非薬物療法
  6 薬物療法 ─離脱期から身体ケアまで─
  7 精神科への紹介
  8 知っておきたいアルコール問題における多職種連携と教育
  9 家族を資源として巻き込んだ治療の枠組み
 10 医療者側の「アルコールに関するネガティブな感情」とのつき合い方


Ⅱ お困りシチュエーション別! クイック・リファレンス

 A 一般外来

  スクリーニング・診断
   
   1 スクリーニングをかけずに痛い目にあった……
   2 非専門医がどこまで診断していいの? 本人に「依存症」って伝えていいの?
   3 高齢者のアルコール問題にはどう対応したらいいの?
   4 生活習慣病患者さんにアルコール問題をみつけた!
   5 睡眠障害患者さんにアルコール問題をみつけた!
   6 うつ病患者さんにアルコール問題をみつけた!
   7 家族には同席してもらったほうがいい?
   8 「ほどほど」ってどれくらい?
   9 具体的な減酒の方法って?
   10 具体的な断酒の方法って?
   11 別れ際のひと工夫ってあるの?
   12 本人・家族がアルコール依存症だと認めない……
   13 家族がお酒を買ってきてしまう……
   14 「タバコはやめたが酒はやめない」「酒はやめたがタバコはやめない」「酒もタバコも両方やめない」人にはどう対応したらいいの?

  紹介

   15 アルコール依存症を疑って精神科に紹介するときには?
   16 精神科紹介を本人に拒否された……
   17 治療意欲がみられないと精神科に断られてしまった……

  その他

   18 家族だけが相談に来てしまった!
   19 アルコール依存症を抱える人に使わない・処方しないほうがいい薬ってどんな薬?
   20 ノンアルコールビールを勧めていいの?

 B 救急室(ER)

   21 見逃してはいけないアルコール関連疾患にはどんなものがあるの?
   22 患者さんが酩酊している場合の対応は?
   23 患者さんに離脱症状がみられたら?
   24 単純酩酊でER を初回受診した未成年者へはどう指導すればいい?
   25 アルコール問題でER を頻回利用する患者さんへはどう指導すればいい?

 C 病 棟

   26 アルコール多飲者が入院してきたら何をすればいい?
   27 アルコール問題を抱える人に入院中に精神科受診してもらうとき気をつけるべきポイントって?
   28 アルコール問題を抱える人が退院するときにはどう対応すればいい?
   29 入院中に患者さんが飲酒した場合にはどう対応すればいい?

 D 往診先
   30 在宅医として気づくことって?
   31 介護職員から利用者のアルコール問題について相談された!
   32 介護者にアルコール問題がある場合にはどう対応すればいい?

巻末資料
 アルコール依存症を本人・家族に説明する際に使えるツール
 全国の精神保健福祉センター
 専門医との繋がりをもてる学会・研修
 実践! 困ったときの対処法

  
索 引

column
 γ-GTP のnon-responder
 酒は百薬の長ってホント?
 誰でもできる! 二日酔い対処法
 依存症治療は何回再飲酒しても回復することができる
 これってアルハラ?
 私のアルコール失敗談
 幹事になったときの心得
 飲んでいる人を診療拒否していいの?
 「百薬の長」から「60以上の病気のもと」へ
 飲みニケーションは本当にいいの?