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雑誌
≪シリーズ・高次脳機能の教室≫
記憶障害の診かた
筆頭著者 河村 満 (シリーズ編集)
その他の著者等 石原健司 著
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-66030-3
電子版発売日 2025年5月12日
ページ数 192
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-260-06030-1
印刷版発行年月 2025年4月
書籍・雑誌概要
記憶障害をどう診るか、記憶のしくみから検査法まで、やさしく深く丁寧に解説!
《シリーズ 高次脳機能の教室》第1弾! 認知症をはじめとするさまざまな疾患で生じる記憶障害=健忘を、誰にでもわかる言葉で丁寧に解説した最良の入門書。記憶にはどんな種類があり、それが障害されると何が起こるのか? 脳のどの部位が損傷すると記憶が失われるのか? 診断や検査の方法は?臨床に必要な知識を網羅しながらも、やさしく深く楽しく解説。記憶の仕組みと記憶障害のメカニズムを学びたいすべての人へ。
目次
第1章 記憶の分類
イントロダクション
記憶する内容に基づく分類
■ 宣言的記憶(陳述記憶)
・ エピソード記憶
・ 意味記憶
■ 手続き記憶
・ 技能
・ プライミング
記憶情報を保持する時間に基づく分類
■ 即時記憶
■ 近時記憶と遠隔記憶
確認のためのQ&A
第2章 記憶障害の分類
イントロダクション
エピソード記憶の障害
意味記憶の障害
手続き記憶の障害
特殊な記憶障害
■ 一過性全健忘(TGA)
■ てんかん性健忘
記憶障害と鑑別を要する病態:失語と失認
記憶障害の周辺:作話と見当識障害
■ 作話
■ 記憶錯誤
■ 妄想
■ 見当識障害
確認のためのQ&A
第3章 記憶障害を生じる脳病変部位と疾患
イントロダクション:記憶と関係する脳のシステム
エピソード記憶の形成と想起に関係する脳部位と疾患
■ 側頭葉内側性健忘
■ 間脳性健忘
■ 前脳基底部性健忘
■ 頭頂葉内側性健忘(脳梁膨大後域健忘)
意味記憶の貯蔵に関係する脳部位と疾患
手続き記憶の形成に関係する脳部位と疾患
確認のためのQ&A
第4章 記憶の検査方法
イントロダクション:記憶の検査を始める前に
エピソード記憶の検査方法
■ 前向性健忘の検査
・ 言語性記憶の検査
・ 視覚性記憶の検査
・ 全般的な記憶検査
・ 行動記憶の検査
■ 逆向性健忘(遠隔記憶)の検査
・ 自伝的記憶の検査
・ 社会的出来事記憶の検査
意味記憶の検査方法
手続き記憶の検査方法
確認のためのQ&A
第5章 症例検討
症例1 パペッツの回路の損傷により記憶障害は生じうるか?──単純ヘルペス脳炎例
症例2 Treatable amnesia──脳弓病変による前向性健忘例
症例3 遠隔記憶が単独で障害される──孤立性逆向性健忘例
症例4 突然発症する記憶・見当識の障害──一過性全健忘例
症例5 頭部外傷の後遺症──外傷後健忘例
症例6 てんかんと記憶障害──てんかん性健忘例
〈column〉
Larry Ryan Squire(1941~)
Endel Tulving(1927~2023)
エピソード記憶と意味記憶は完全に分けられるか?
語義失語と意味記憶障害,意味性認知症
マジカルナンバー
失行と手続き記憶の障害
自伝的記憶の分類
逆向性健忘の時間勾配
人生の時間軸とエピソード記憶
大脳辺縁系
パペッツの回路は情動と関係していると考えられていた
情動と記憶──アルツハイマー病患者さんの震災体験
アルツハイマー病とコリンエステラーゼ阻害薬
エピソード記憶の想起──なぜ記憶形成と記憶想起を分けて考えるのか?
蛋白質異常症(プロテイノパチー)
ワーキングメモリと言語性記憶,視覚性記憶
長谷川式認知症スケール(HDS-R)
意味性認知症と進行性失語
あとがき
索引