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筆頭著者 齋藤 塔子 (著)
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-65782-2
電子版発売日 2024年11月25日
ページ数 312
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-260-05782-0
印刷版発行年月 2024年11月
書籍・雑誌概要
現在の精神科医療に不足している視点を教えてくれる。
本書は複雑性PTSDを生きた女性が、その短き人生を綴った自叙伝である。過酷な家庭環境に育ち、複雑性PTSDを持つ著者が、ふり幅の大きな人生を描く。なぜ自分を傷つけるのか、という疑問への回答と、傷ついた人に必要なのは、権力や物理的力で抑え込むことではなく、ケアであるべきではないかという気づきとヒントを医療者に与えてくれる。
目次
家族への手紙
I部 傷が傷を呼ぶ
第1章 私は身体拘束を生き延びたのか?
第2章 総合病院看護師時代
第3章 病院リタイア
第4章 葛藤の限界点
II部 飢え・渇き・入院
第5章 いろんな病院、いろんな入院仲間
第6章 生きるのが大変
III部 家族曼荼羅
第7章 不安定な母──爆発と優しさ
第8章 私は母の母
第9章 母と話す──支配と服従について
第10章 父との交流
column 家族の呼称
IV部 光を探して
第11章 「助けて」を巡って
第12章 「好き」が言えない
第13章 カウンセリングと通院の日々
V部 違和感と出口
第14章 兄と話す
第15章 最終話──強者の論理
おわりに
[解説] 命懸けで書かれた自傷の教科書(松本俊彦)
本書出版にあたって