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≪シリーズ ケアをひらく≫

イルカと否定神学

対話ごときでなぜ回復が起こるのか

イルカと否定神学
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≪シリーズ ケアをひらく≫

筆頭著者 斎藤 環 (著)

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-65735-8

電子版発売日 2024年10月14日

ページ数 288

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-260-05735-6

印刷版発行年月 2024年9月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260657358

書籍・雑誌概要

対話という「魔法」の謎をひらく。

対話の謎に魅入られた著者の探求は、気づくとデビュー作以来の参照先に立ち返っていた。精神分析のラカンと、学習理論のベイトソンである。そこにバフチン(ポリフォニー論)とレイコフ(認知言語学)が参入し、すべてを包含する導きの糸は中井久夫だ。こうして対話という魔法はゆっくりとその全貌を現しはじめた。この魔法のすばらしさは、謎が解けても効くことである。さあ、オープンダイアローグを「ゼロ」からはじめよう!

目次

I 否定神学をサルベージする
 1 対話ごときでなぜ回復が起こるのか?
 2 「無意識」の協働作業
 3 ジャック・ラカンの精神分析
 4 こんなに “使える” 否定神学

II 構造からプロセスへ
 5 「プロセス」をめぐる逆説
 6 逆説・プロセス・システム
 7 バフチンにおける対話と「プロセス」

III よみがえる身体
 8 対話における身体性
 9 隠喩と身体
 10 身体が思考する

IV 逆説とコンテクスト
 11 「他者」の逆説
 12 心は「コンテクスト」にしかない
 13 ベイトソンの学習理論
 14 対話と逆説
 15 コンテクストの転換に向けて

引用・参考文献
あとがき