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看護を教える人のための
ルーブリック導入講座
筆頭著者 北川 明 (編集)
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-65707-5
電子版発売日 2024年9月2日
ページ数 164
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-260-05707-3
印刷版発行年月 2024年8月
書籍・雑誌概要
ルーブリックは、学生の主体的な学びと教員自身の成長をともに促すものとなる
看護基礎教育の土台をつくる! ここからはじめる決定版! 現代の高等教育機関において標準的に導入され、看護師養成機関においても看護実践能力を評価するツールとして普及が進んだルーブリックづくりの入門書、待望の刊行。構成として第I講から第VI講に分かれ、初学者向けに段階を踏んでルーブリック全般の説明からその作成と導入に至る具体的な手順を、各領域別・汎用型それぞれで詳細に紹介している。
目次
はじめに
第I講 基本をおさえる
1 時代の変化と教育の進化
2 看護を教える人にとっての評価
3 評価の種類
相対評価と絶対評価
形成的評価
完全習得学習
形成的評価とルーブリック
4 看護学教育での評価の現状
5 教育目標の分類体系
領域ごとの段階と目標
行動目標における行為動詞
6 パフォーマンス評価とルーブリック
ルーブリックとは
ルーブリックの活用とその展開
7 ルーブリックの基本構造
課題の書き方
評価観点の配置
評価尺度の設定
評価基準の表記
第II講 作成にとりかかる
1 良いルーブリックとは
測定の妥当性
測定の信頼性
2 良くないルーブリックとは
3 ルーブリック作成の演繹的方法
Step1 振り返り
Step2 リストの作成
Step3 グループ化と命名
Step4 表の作成
4 ルーブリック作成の帰納的方法
Step1 振り返り
Step2 採点と並べ替え
Step3 特徴抽出
Step4 評価観点の命名
5 抽象的な目標からのルーブリック作成
6 ルーブリックの段階のつけ方
1.程度による段階づけ
2.達成個数による段階づけ
3.条件の変化や追加による段階づけ
4.動詞の変化による段階づけ
5.教員の助言量による段階づけ(使用は勧めない)
7 ルーブリック作成後のチェック
看護学実習での活用
ルーブリックの分量
第III講 活用を心がける
1 ルーブリックの導入方法
ルーブリックそのものの説明を
2 ルーブリックを使った採点方法
3 ルーブリックと授業改善
4 見直しとブラッシュアップ
教員の印象と採点結果のズレ
教員間での評価結果のズレ
第IV講 実例で学ぶ─領域別─
1 基礎看護学演習
目標を設定する
目標を具体化する
演習例概要
2 在宅看護学実習
目標を設定する
目標を具体化する
実習例概要
3 成人看護学実習I(周手術期)
目標を設定する
目標を具体化する
実習例概要
4 成人看護学実習II(慢性期)
目標を設定する
目標を具体化する
実習例概要
5 小児看護学実習
目標を設定する
目標を具体化する
実習例概要
6 母性看護学実習
目標を設定する
目標を具体化する
実習例概要
7 老年看護学実習
目標を設定する
目標を具体化する
実習例概要
8 精神看護学実習
目標を設定する
目標を具体化する
実習例概要
第V講 実例で学ぶ─汎用型─
1 レポート課題(臨地実習)
目標を設定する
目標を具体化する
2 コミュニケーション
目標を設定する
目標を具体化する
3 患者理解
目標を設定する
目標を具体化する
4 主体的な学びの態度
目標を設定する
目標を具体化する
第VI講 発展を意識する
1 ルーブリックのもたらす効果
短時間で評価ができる
フィードバックをすぐに的確に行える
教員の振り返りが容易になる
学生が課題に対して前向きに取り組むようになる
複数教員で教育に関する考え方を共通化できる
学生の思考訓練になる
教員が学生に成績の説明がしやすくなる
複数教員または長期的な点数をつけるときに評価が一貫しやすくなる
2 学びの過程をつかむICEモデル
Ideas──アイデア
Connections──つながり
Extensions──応用
ICEモデルをどう活用するか
3 採点指針ルーブリック
4 長期的ルーブリック
5 評価する教員側の成長を促すもの
おわりに
索引