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13の実践レシピで解説!

看護を教える人が発問と応答のスキルを磨く本

看護を教える人が発問と応答のスキルを磨く本
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筆頭著者 内藤 知佐子 (他著)

その他の著者等 髙橋聖子 著/髙橋平德 著

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-65112-7

電子版発売日 2023年4月17日

ページ数 144

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-260-05112-5

印刷版発行年月 2023年2月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260651127

書籍・雑誌概要

学習者は、問うて伸ばす! そして応えて伸ばす!

学習者との関係づくりに悩まれている方へ。「発問」と「応答」のスキル満載の実践レシピが、あなたのお悩みに即対応します! 学習者は、問うて伸ばす! そして、応えて伸ばす! 明日の授業で、すぐに使える、フレーズ&テクニック集付き。

目次

はじめに──本書で伝えたいことを序章にかえて

解説編 なぜ、発問と応答について学ぶ必要があるのか
 第1章 発問について
  1 発問とは
   人は問われれば考える──発問の必要性
   学び続ける専門職
   看護師として考えてもらうための発問
   発問の答えについて① 教員が知っていることを問う
   発問の答えについて② 答えが明確でないことを問う
  2 どんな場面で発問するのか──目的と方法
   授業における発問について
   演習における発問について
   実習における発問について
  3 発問の種類
   発問に関する先行研究と書籍
   本書における発問の6つの分類
   導入の発問
   発散させる発問と収束の発問① サイクルを回す
   発散させる発問と収束の発問② 学びの成果を意味づける
   深化させる発問① ゆさぶりにより思考を深化させる
   深化させる発問② 別の立場から考えさせる
   まとめの発問
   運営のための発問

 第2章 応答について
  1 応答とは
   発問と応答による学習の循環
   問いっぱなしでは不十分
   反応があれば、人は嬉しい
  2 応答と心理的安全性
   応答で心理的安全性をつくる
   心理的に「非」安全であるとは
   教育現場における心理的安全性
   心理的安全性のつくり方
   応答の前提となる姿勢──承認
  3 応答の4つの要素
   待つ
   聴く
   確かめる
   返す
   ・Column 教育とカウンセリング──ロジャーズの3原則から眺めてみる

実践編 実践レシピで発問と応答のスキルを磨く
 Recipe 1 授業開きのコツ──自分を開き、相手のこぶしを開く
   授業開きは自分開きから
   熱量をコントロールする
   「わたし紹介」でウォーミングアップ
   アンチ学生を味方につける
 Recipe 2 レポートの返し方──花丸とショートメッセージを効果的に使う
   レポートを読むときは、この3つを探せ
   花丸とショートメッセージでデコレーションする
   レポートに対し授業で応答を行う
   「看護」を強調するレスポンス
   考えてほしい部分は、もう一度取り上げる
   ・Column レポートがうまい学生──早い、うまい! でいいの?
 Recipe 3 シーンとしたクラスの盛り上げ方──相手が主役の明石家風レシピ
   まずは「場」のアセスメントから
   ゲストをもてなし、相手を主役にする天才芸人に学ぶ
   看護師だって「聞き上手」「話し上手」
   盛り上げるのではなく、盛り上げてもらう
   「ありがとう」と「よろしくね」は魔法の言葉
   ・Column 対話について──会話と対話は何が違う?
 Recipe 4 熱気ある授業のつくり方──テンポと波を意識する
   アイスブレイクでは盛り上がったのに
   答えやすい問いでリズムをつくる
   学生の波を感じ取り、こちらも波に乗る
 Recipe 5 グループワークが始まらない──マゴマゴ、モジモジを解消するテクニック
   さまざまなタイプの存在を知る
   イメージさせ、そして待つ
   確認の発問で作業内容を押さえる
   いったん席を外す
   指示内容を客観的に見直してみる
   ワンランク上の発問
 Recipe 6 ロールプレイで看護を問う──羞恥心への配慮と心配り
   ロールプレイで気づく心を育てる
   ロールプレイのよいところ
   ロールプレイをとおして看護を問う
   「ハッとする」を経験させる
   「考え始める」を待つ
 Recipe 7 グランドルールとアサーション──ハブ(hub)になれる看護師を目指して
   心理的安全性を崩さないために
   グランドルールを共有する
   グランドルールのあれこれ
   いつでもグランドルールに立ち戻る
   アサーションスキルは学生時代から磨いておく
   アサーションの実践方法
   アサーションスキルを持つスーパー看護師を育成する
 Recipe 8 ピア・ラーニングを通して学び合う──いつもとは違った関係をつくってみる
   いつもの関係性を崩してみる
   ピア・ラーニングの重要性
   ピア・ラーニングの例──指導者への不満を共有してみる
   教員と学生の立場を入れ替えてみる
   余興的スペシャルday
 Recipe 9 実習中のレポートとの向き合わせ方──自分のために書けるように
   要領のよい学生と悪い学生
   寝不足のままベッドサイドに立たせない
   レポートの枚数を指定することのデメリット
   なぜ教員の熱意は伝わらないのか?
   答えを聞かれても、すぐに答えてはだめ
   実習目標立案へのフォロー
   行動計画の作成、振り返りが充実する
   最初に苦労した時間はあとで必ず戻ってくる
 Recipe 10 ミスの振り返りで気をつけること──心理的安全性とアンガーマネジメント
   振り返りを行うときは環境に十分配慮する
   安全基地と心理的安全性
   自分の怒りをコントロールする──アンガーマネジメント
   相手に評価を意識させない問い方をする──Youメッセージをなくす
   よかったことも振り返る
   ・Column ネガティブ・ケイパビリティについて
 Recipe 11 視野が狭い学生への対応──学生と一緒に悩んでみる
   気づきの分だけ看護がある
   学生から見えていない世界を引き出す
   相談スタイルの問いで一緒に悩む
 Recipe 12 カンファレンスのテーマが決められない──大丈夫、それってぜんぜんヤバくない
   カンファレンスの必要性
   カンファレンスのテーマは、どのように決めていますか?
   教員がテーマを決める場合
   答えを欲しがる学生には
   学生が自分でテーマを決める場合
   あっ、どうしよう、誰もテーマを用意していない……
   カンファレンスのテーマは、指導者とも共有をしておく
   初発問を大切にして、段階的に掘り下げていく
 Recipe 13 実習で輝かせるための支援──放置しないこと、支援を怠らないこと
   IQとEQに振り回されない
   実習でつまずく学生=EQが低いとは限らない
   怯えている学生を放置しない
   実習指導者との連携を怠らない
   セルフ・コンパッションのすすめ
   セルフ・コンパッションの高め方
   帰って来る居場所をつくる

明日の授業で、すぐに使える フレーズ&テクニック集
締め括りのメッセージ
あとがき
著者紹介
さくいん

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