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対話でリカバリーを支える
ストレングスモデル実践活用術[Web動画付] 第2版
筆頭著者 萱間 真美 (著)
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-65619-1
電子版発売日 2024年6月3日
ページ数 144
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-260-05619-9
印刷版発行年月 2024年5月
書籍・雑誌概要
対話を通じて、リカバリーに向かうストレングスをともに見出すための1冊
ストレングスモデルは個人がもつ強み・希望や、その人を取り巻く環境の強みに着目し、ケアの資源として活かす支援方法。当事者中心のこのモデルを真に実践し活用するためには、わかりやすい強みに着目して弱点から目をそらすのではなく、当事者と対話するなかで、本人の言葉を通じてストレングスを理解する必要がある。著者オリジナルのストレングス・マッピングシートを使った対話の様子を、付録動画として収載した。
目次
ストレングス・マッピングシートその後:第2版まえがき
初版まえがき
第1章 対話でリカバリーを支えるストレングスモデルとは
ストレングスモデルの必要性
看護師自身へのメリット
ストレングスモデルの役割
第2章 臨床看護における実践活用法
1.アセスメントの基本──その人の“ストレングス”とは
ストレングスモデルの価値観
ストレングスモデルの基本理念
ストレングスモデル6つの原則
2.対話をする──リカバリーの旅のパートナーになる
ストレングスモデルで変わる関係性
関係性を構築する対話のコツ
コラム①:ジョイニング
3.したいこと、夢を文字にする──その人だけのリカバリーの旅の地図を作る
ストレングス・マッピングシートのコンセプト
コラム②:マッピング
ストレングス・マッピングシートを用いて対話するときの看護師のスタンス
ストレングス・マッピングシートの書き方と問いかけのコツ
ストレングス・マッピングシートと対話の基本9箇条
動画でみる対話の技術とアセスメント・フィードバックのポイント
コラム③:グループでのストレングス・マッピングシート利用
4.行動計画・看護計画を立てる──夢への道程を分割し、役割を分担する
夢を短期目標に分割する方法
看護計画への活用
5.看護記録に活用する──ストレングスを記録・共有しよう
コラム④:ストレングスモデル仕様の電子カルテとは
6.退院調整・地域連携に活用する──どんな場所でも「その人らしさ」を支える
ストレングス・マッピングシートを使った情報共有
7.事例で読み解く実践のコツ──アプローチの方法と看護の経過
ストレングスモデルでその人を描く
《事例1》 「自分は悪くない」とくり返す修司さん
《事例2》 周囲に怖がられていた翔さん
《事例3》 衝動のコントロールが苦手な千夏さん
《事例4》 認知機能の低下で食事に集中できない静子さん
第3章 教育の場での実践活用法
1.基礎教育の場で実践する
看護学生に、どう教えるか
2.臨床教育の場で実践する
仲間を増やそう
謝辞
第2版の謝辞
付録〈ストレングス・マッピングシート〉
索引
困ったときのINDEX