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異常値の出るメカニズム 第8版

異常値の出るメカニズム 第8版
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筆頭著者 山田 俊幸 (他編集)

その他の著者等 本田孝行 編集/小谷和彦 編集

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-65385-5

電子版発売日 2024年4月15日

ページ数 352

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-260-05385-3

印刷版発行年月 2024年3月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260653855

書籍・雑誌概要

おなじみ『異常メカ』の第8版。検査で得られた情報を適切な診療につなぐ力をつける本

検査値が異常になるメカニズムの理解に焦点をあてた臨床検査の教科書。日常診療で広く使われる検査や、患者に負担の少ない検査から得られる医療情報を資源として病態の実情をとらえ、診療に活かす方策に到達するための知識と考え方を提供する。第8版では全体を再点検し、基本的検査と二次的検査の線引きを排し順序や解説量でメリハリをつけ、ページを増量した。医学生、研修医、臨床検査技師、生涯学習を続ける医療関係職向け。

目次

1章 末梢血液一般検査
 1 総論
 2 全血球算定(CBC)
 3 赤血球
 4 赤血球沈降速度(赤沈)
 5 赤血球酵素検査
 6 赤血球浸透圧抵抗試験
 7 白血球
 8 フローサイトメトリー(表面マーカー検査)
 9 骨髄像

2章 血栓止血検査
 1 総論
 2 血小板検査
 3 プロトロンビン時間(PT)
 4 活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)
 5 フィブリノゲン
 6 フィブリン/フィブリノゲン分解産物(FDP)
 7 凝固系検査
 8 線溶系検査

3章 含窒素成分,生体色素の検査
 1 総論
 2 含窒素成分の検査
 3 尿素窒素(尿素)
 4 クレアチニン
 5 尿酸
 6 アンモニア
 7 血清ビリルビン

4章 血漿蛋白の検査
 1 総論
 2 血清総蛋白
 3 アルブミン
 4 血清蛋白分画
 5 C反応性蛋白(CRP)と炎症マーカー
 6 免疫グロブリン(IgG,IgA,IgM)定量
 7 M蛋白関連検査
 8 クリオグロブリン
 9 β2-ミクログロブリン
 10 栄養指標蛋白
 11 KL-6
 12 可溶性IL-2レセプター
 13 フェリチン

5章 酵素検査
 1 総論
 2 ASTとALT
 3 乳酸脱水素酵素(LD)
 4 アルカリホスファターゼ(ALP)
 5 γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(γ-GT)
 6 クレアチンキナーゼ(CK)
 7 アミラーゼ(AMY)
 8 コリンエステラーゼ(ChE)
 9 リパーゼ
 10 アイソザイム検査
 11 心筋傷害マーカー
 12 心筋ストレスマーカー:BNPとANP
 13 肝線維化マーカー

6章 糖代謝関連検査
 1 総論
 2 血糖と経口糖負荷試験
 3 ヘモグロビンA1c(HbA1c)
 4 インスリンとCペプチド
 5 HbA1c以外の糖尿病コントロールマーカー
 6 糖尿病関連自己抗体検査
 7 糖尿病の合併症関連検査
 8 糖代謝産物とその他の糖
 9 グルカゴンと負荷試験

7章 脂質代謝関連検査
 1 総論
 2 総コレステロールとLDLコレステロール
 3 トリグリセライド
 4 HDLコレステロール
 5 アポ蛋白
 6 リポ蛋白関連検査
 7 リポ蛋白代謝の主要酵素群
 8 血中脂肪酸分画

8章 電解質
 1 総論
 2 ナトリウム(Na)とクロル(Cl)
 3 カリウム(K)
 4 カルシウム(Ca)
 5 無機リン(P)
 6 マグネシウム(Mg)

9章 酸塩基平衡
 1 総論
 2 酸塩基平衡異常
 3 酸塩基平衡検査データの読み方
 4 動脈血液ガス測定
 5 動脈血酸素分圧(PaO2)

10章 免疫・アレルギー検査
 1 総論
 2 関節リウマチの検査(RF,ACPA,MMP-3)
 3 抗核抗体
 4 補体
 5 輸血検査
 6 IgEとアレルゲン特異的IgE抗体
 7 各種自己抗体の検査
 8 抗赤血球抗体
 9 寒冷凝集素
 10 Donath-Landsteiner抗体
 11 細胞性免疫の検査

11章 腫瘍マーカー検査
 1 総論
 2 CEA
 3 AFP
 4 PSA
 5 CA19-9
 6 その他の主な腫瘍マーカー

12章 ホルモン検査
 1 総論
 2 視床下部・下垂体ホルモン
 3 甲状腺刺激ホルモンと甲状腺ホルモン
 4 副腎皮質刺激ホルモン,副腎皮質ホルモン(コルチゾール)
 5 成長ホルモン
 6 プロラクチン
 7 性腺刺激ホルモン,性(腺)ホルモン
 8 抗利尿ホルモン
 9 レニン-アンジオテンシン-アルドステロン
 10 カテコールアミン
 11 ナトリウム利尿ペプチド
 12 副甲状腺ホルモン

13章 尿・便・分泌液検査
 1 総論
 2 尿の観察
 3 尿比重と尿浸透圧
 4 尿pH(尿水素イオン濃度)
 5 尿潜血と血尿
 6 尿蛋白総論
 7 尿中蛋白定量
 8 尿糖(尿グルコース)
 9 尿ケトン体
 10 尿胆汁色素
 11 尿亜硝酸塩と白血球反応
 12 尿沈渣(尿中有形成分測定を含む)
 13 尿電解質
 14 尿アミノ酸
 15 尿妊娠反応検査(尿排卵予知検査を含む)
 16 便潜血検査
 17 糞便の寄生虫・原虫

14章 穿刺液・髄液検査
 1 総論
 2 漿液検査
 3 髄液検査
 4 関節液検査

15章 感染症の検査
 1 総論
 2 細菌感染症
 3 真菌感染症
 4 ウイルス感染症

16章 遺伝子検査
 1 総論
 2 核酸増幅検査
 3 染色体検査(in situ ハイブリダイゼーション検査を含む)

17章 検査値を適切に利用するために
 1 検査値の基礎
 2 検査値に影響を与える因子
 3 試料採取と取り扱いによる影響

本書で使用した主な略語
和文索引
欧文索引