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肛門疾患診療の教科書[Web動画付]
エキスパートが伝授する診断・治療
筆頭著者 辻 順行 (編集)
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-65295-7
電子版発売日 2023年11月6日
ページ数 164
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-260-05295-5
印刷版発行年月 2023年10月
書籍・雑誌概要
豊富な経験とエビデンスに基づく本邦トップランナーの診かたと技法
痔核、痔瘻、裂肛、直腸脱の診かたと技法を本邦のトップランナーが解説するスタンダードテキスト。肛門の解剖から診断、治療・手術、合併症のリカバリーまで、豊富な経験とエビデンスに基づき詳述する。押さえるべきポイントを図、写真、動画を織り交ぜ、明瞭に示す。専門医をめざす初学者はもとより、一般・消化器外科医、ベテラン肛門科医まで、肛門疾患診療に携わるすべての方に有用な頼れる1冊。
目次
I. 肛門管の局所解剖と生理
1. 肛門の解剖
A 肛門と肛門管
B 肛門部の上皮
C 肛門管を構成する筋組織
D 肛門周囲間隙
E 肛門管の血流
F 肛門の神経
2. 肛門の生理
A 肛門の持続的閉鎖
B 排便に必要な動きとメカニズム
II. 肛門診察の実際
1. 診察設備と器具
A 診察台
B 診察時のライト
C 手袋
D 肛門鏡
E 診察用の潤滑剤
2. 診察の流れ
3. 問診
A 出血
B 痛み
C 脱出
D 腫脹
E 発熱
F 下着の汚れ
G 狭窄感
H 排便習慣
4. 診察の体位
A 左側臥位(シムス体位)
B 砕石位
5. 視診
6. 指診
A 裂肛
B 痔瘻,肛門周囲膿瘍
7. 肛門鏡検査
A ストランゲ型肛門鏡
B ケリー型肛門鏡
8. その他の検査
A 肛門エコー検査
B 怒責検査
C MRI(magnetic resonance imaging)検査
D 排便造影検査
E 直腸肛門内圧検査
F DP 3D-CT(dynamic pelvic 3D-CT)検査
III. 痔核
A. 外痔核
1. 診断・分類
2. 治療
B. 内痔核
1. 診断・分類
2. 治療法アルゴリズム
3. 保存的治療
4. 外来処置
5. 手術
A 結紮切除
B 硬化療法-ALTA療法
C ACL法
D 分離結紮法
6. 成績
A ゴム輪結紮法
B PAO
C LE
D ALTA療法
E ACL法
F 分離結紮法
7. 最近海外を中心に施行されている治療法
A MuRAL法
8. 症例提示
IV. 痔瘻
1. 痔瘻の発生と原因菌
2. 痔瘻の分類
A 隅越分類
B Parks分類
3. 痔瘻の診断
A 問診
B 視診
C 指診
D 内視鏡検査
E 肛門エコー検査
F MRI検査
G 瘻管造影
4. 痔瘻に対する治療法
5. 成績
A 低位筋間痔瘻
B 高位筋間痔瘻
C 坐骨直腸窩痔瘻
6. 最近海外を中心に施行されている治療法・
A LIFT法
B fibrin glue
C advancement flap repair
7. Crohn病に合併する痔瘻
A 臨床的特徴
B Crohn病の診断
C Crohn病による痔瘻の治療
D 若年者の痔瘻──Crohn病との関係
8. さまざまな病態を呈する痔瘻の症例
A 複数痔瘻
B 狭窄を伴う痔瘻
C 二次口を多数認める痔瘻
D 肛門のトーヌスが低下している痔瘻
V. 裂肛
1. 成因
2. 分類
A 時期による分類
B 成因による分類
3. 診断方法
A 視診,指診
B 肛門鏡診
4. 治療
A 保存的治療
B 手術療法
5. 各術式と成績
A 肛門拡張術
B 側方内肛門括約筋切開術(LIS)
C 肛門形成術
D その他の形成術
E 薬物による肛門括約筋弛緩
F ガイドラインに掲載されていない手術──裂肛切除
6. 裂肛に対する最先端治療
A 幹細胞移植
B 仙骨神経刺激療法
C 脛骨神経刺激療法
7. 症例提示
VI. 直腸脱
1. 病態・分類
2. 診断
A 問診
B 視診,触診
C 怒責検査
D 排便造影,骨盤内多臓器造影
E 直腸肛門内圧検査
F 腹部CT
3. 治療法アルゴリズム
4. 術式選択
5. 手術
A 経会陰手術
B 経腹手術
6. 成績
A 経会陰手術
B 経腹手術
7. 症例提示
索引