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マンガで学ぶ!
がんのキホン
筆頭著者 近藤 慎太郎 (著)
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-65110-3
電子版発売日 2023年4月10日
ページ数 240
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-260-05110-1
印刷版発行年月 2023年2月
書籍・雑誌概要
医療者が知っておきたいがんのキホン知識を、マンガ家ドクターがわかりやすく解説!
「がんはどうして生じるの?」「がんの定義って?」「がんは遺伝する?」「標準治療よりも“スゴい治療”があるの?」「がん検診ってどれくらい意味があるの?」――患者さんからこれらの質問を受けたときに、皆さんは自信をもって説明できるでしょうか? 私たちにとって最も身近な病気の1つであるがん。医療者が知っておきたいその基本知識を60のトピックスにまとめ、マンガや図表とともにとことんわかりやすく学べる1冊!
目次
はじめに
本書の登場人物紹介
PART1 がんのデータを見る
1 死亡率から捉える、がんで死ぬということ
2 「治りやすい」がんと「治りにくい」がん
3 がんの年齢調整死亡率とは
4 実はがん死は減っている?
5 がんが生命を奪う3つの特徴
6 がんは「どこ」で生まれるか
PART2 がんの原因を知る
7 遺伝子の異常が体内にがん細胞をつくる
8 エピジェネティクスというもう1つの問題
9 がんは遺伝するのか?
10 生活習慣も発がんの原因だった!
11 感染症による発がんを防ぐ
12 肝炎ウイルスに注意
13 B型肝炎ウイルス(HBV)の悩ましさ
14 子宮頸がんとワクチンをめぐる問題
15 がんのできにくい臓器は?
16 臓器の「暗黒大陸」小腸とがん
PART3 がんを見つける
17 がんで生じる症状には何がある?
18 がん検診という二次予防の砦
19 がん検診でどれくらい死亡率は下がるのか
20 がん検診にはデメリットもある
21 「過剰診断」はなぜ起きるのか
22 がん検診で注意すべき4つのバイアス
23 肺がん検診の盲点とは
24 胃がん検診はバリウム派? 胃カメラ派?
25 ピロリ菌除菌のメリット、デメリット
26 ピロリ菌感染率と胃がん検診
27 なぜ大腸がん検診は敬遠されがちなのか?
28 大腸ポリープという前がん病変
29 乳がん検診の盲点とは
30 子宮頸がんをとりまくさまざまな問題
31 子宮頸がん検診とHPV検査
32 前立腺がん検診は死亡率を減少させるのか
33 腫瘍マーカーによるがん検診は可能か
34 全身のがんを検索するPET検査の実力とは
35 PET検査の盲点とは
36 発がんに関わる放射線と被ばく
37 被ばくの悪影響とは
38 医療被ばくの発がんリスクとは
39 意外と知らないCTとMRIの使い分け
40 確定診断に必要な病理検査とは
PART4 がんを治療する
41 治療方法の選択基準
42 さまざまな治療を組み合わせる集学的治療
43 インフォームドコンセントという大切なステップ
44 セカンドオピニオンとドクターショッピング
45 がんの外科療法
46 外科療法のさまざまな選択肢
47 がんの薬物療法
48 プレシジョン・メディスンとは
49 薬の費用対効果評価とは
50 がんの黒幕は、がん幹細胞
51 がんの放射線治療
52 さらに進化し続ける放射線治療
53 がんの免疫療法
54 がんの緩和ケア
55 精神的苦痛への緩和ケア
56 がんの治療効果を判定する
PART5 がんの終末期に取り組む
57 がんの在宅医療と地域包括ケアシステム
58 医療の効率化を目指す「地域医療構想」とは
59 平穏な最期のためのアドバンス・ケア・プランニング(ACP)
60 医療者が、がん患者のためにできること
あとがき
索引