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マンガでわかる薬物動態学
筆頭著者 大谷 壽一 (著)
その他の著者等 カネダ工房 作画,ビーコムプラス 制作
オーム社
電子版ISBN
電子版発売日 2021年5月10日
ページ数 192
判型 B5変
印刷版ISBN 978-4-274-22714-1
印刷版発行年月 2021年4月
書籍・雑誌概要
マンガでとってもわかりやすく、イチから薬物動態学を解説。
すべての医療従事者、必読の1冊!
マンガでわかりやすく、イチから薬物動態学を解説した書籍です。
薬物動態学は、おくすりが体内でどのような動きをして、変化していくかを把握するための学問で、薬剤師の方はもちろん、医師、看護師の方々、リスクアンドベネフィットの高い医薬品の処方や、患者さんの服薬管理に携わる方々にとって欠かせない重要な知識です。しかし、数式が多用されることなどもあり、他の医学/薬学領域と比べても、理解しづらい一面があります
本書は、数式を可能な限り減らして、かわりに概念的な理解を助けるようなたとえ話を織り交ぜることで、入門書として平易に解説することに努めました。今後、ますます高度・複雑化する薬剤治療に携わる、これからの医療従事者の皆さんにとって必読の1冊です。
目次
プロローグ ~クレアたすけてぇ~~
第1章 薬物の体内分布~薬はどこに行った?~
1-1 分布容積(マクロな視点)
1-2 薬物の性質と組織分布
第2章 薬物の消失~薬はどこで除去される?~
2-1 臓器クリアランスと全身クリアランス
2-2 臓器クリアランスと臓器抽出率
2-3 臓器クリアランスと臓器固有クリアランス
2-4 全身クリアランスと消失臓器の寄与
2-5 各臓器における薬物の消失機構
2-6 肝臓における薬物消失
第3章 薬物動態学的モデル~薬物動態を数理的にとらえる~
3-1 消失半減期を決めるもの
3-2 薬物曝露(Css、AUC)を決めるもの
3-3 1-コンパートメントモデル
3-4 薬物治療への薬物動態学的モデルの応用例(TDMとSawchuk-Zaske法)
3-5 2-コンパートメントモデル
3-6 非線形薬物動態
第4章 薬物の消化管吸収と全身移行~内服薬と注射薬の違いを知ろう~
4-1 初回通過効果
4-2 生物薬剤学分類システム(BCS)と食事の影響
4-3 消化管吸収にかかわる機能タンパク質
第5章 薬物の相互作用~飲み合わせが悪いのはなぜ?~
5-1 薬物相互作用のメカニズムに迫る
5-2 肝臓以外の代謝酵素の阻害
5-3 代謝酵素の誘導
5-4 代謝酵素の阻害
5-5 消化管内で生じる薬物相互作用
5-6 トランスポーターを介した薬物相互作用
5-7 尿のpH変化を介した薬物相互作用
第6章 個別化医療~患者さんに合わせた投薬をするために~
6-1 腎機能の評価と投与設計
6-2 体質と遺伝子
6-3 消失臓器の障害と薬物動態、投与設計
6-4 年齢と薬物動態
6-5 体質と遺伝子(深掘り版)
第7章 薬物治療の適正化と薬物動態学~薬物動態学を使いこなす~
7-1 飲み忘れへの対応
7-2 薬歴の確認と薬物相互作用の回避
7-3 経口以外の投与経路と薬物動態
7-4 患者さんへの服薬説明に必要な薬物動態学
7-5 薬歴の確認と薬物相互作用の回避(深掘り版)
7-6 経口以外の投与経路と薬物動態(深掘り版)
エピローグ ~すべての患者さんのために~