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体内時計の研究
筆頭著者 本間 研一 (他著)
その他の著者等 本間さと 著
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-64930-8
電子版発売日 2022年10月17日
ページ数 384
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-260-04930-6
印刷版発行年月 2022年10月
書籍・雑誌概要
時間生物学の発展とその到達点を記載
体内時計研究、時間生物学のジャンルで、長くトップランナーとして走り続けてきた著者が、自身の研究の集大成としてまとめる渾身の著作。体内時計研究の泰斗であるアショフの薫陶を受け、常にハイクオリティな研究成果を出し続けてきた著者だからこそ描ける体内時計研究の全貌。動物実験とヒト時間隔離実験の統合により、今後の時間生物学の道を照らす。
目次
緒言
第I部 動物の体内時計
第1章 体内時計の新しい研究法
① 時計分子の探索
② 概日リズムの新しい測定法
第2章 時計遺伝子
① 中核時計遺伝子:Per(s),Cry(s),Clock,Bmal1
② 准時計遺伝子
第3章 概日リズムの発振機構
① 時計遺伝子転写翻訳の負のフィードバック・ループ
② 神経ネットワーク
第4章 TTFLを超えるもの──Cry1/Cry2 DKOマウスの概日リズム
① 時計遺伝子の概日リズム
② Cry1/Cry2 DKOマウスの行動リズム
③ Cry1/Cry2 DKOマウスの神経ネットワーク
④ CHRONOおよびDEC1/DEC2の代償作用
⑤ CRY1/CRY2と神経ネットワーク
第5章 視交叉上核
① 視交叉上核の神経内分泌学
② 神経ネットワーク
第6章 視交叉上核の入出力系
① 入力系
② 出力系
column1 細胞内時計遺伝子およびCaイオン濃度のウルトラディアンリズム
第7章 末梢時計
① 脳内末梢時計
② 視交叉上核非依存性行動リズム
③ 行動バウトを駆動する末梢振動体
第8章 環境周期への同調
① 光サイクルへの同調
② 非光サイクルへの同調
第9章 体内時計の個体発生
① 視交叉上核の発達
② リズム同調の生後発達
column2 ストレスと発育
③ 末梢時計の生後発達
④ 視交叉上核ネットワークの発達
第10章 メタンフェタミン誘導性振動体
① MAP行動リズムの特徴
② 脳内ドパミン系と行動リズム
③ MAP行動リズムを駆動する振動体(MAO)
④ ヒト睡眠覚醒リズムのモデル動物
第II部 ヒトの体内時計
第11章 ヒト体内時計の研究法
① 概日リズム
② 行動(睡眠覚醒)リズムの指標
③ 体内時計の解析
第12章 内因性リズム
① 概日リズム
② 行動(睡眠覚醒)リズム
第13章 リズム同調
① 光同調
② 非光同調
第14章 実生活での体内時計
① 非日常的環境
② リズム障害
③ リズム障害の治療
第III部 時間生物学の歴史
第15章 生物リズム研究の発展
① 世界の生物リズム研究
② 日本の生物リズム研究
用語解説
索引