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いたみの教科書
「疼痛医学」ダイジェスト版
筆頭著者 一般財団法人 日本いたみ財団 (編)
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-64906-3
電子版発売日 2022年1月10日
ページ数 120
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-260-04906-1
印刷版発行年月 2021年12月
書籍・雑誌概要
「いたみ」に出会ったら、まずはここから学ぶ
本邦初のテキスト『疼痛医学』のダイジェスト版。なかなか取れない「いたみ」を訴える患者さんと出会ったとき、「いたみ」の機序を知りたいとき、「いたみ」への対応を求められたとき、「いたみ」の今がザックリつかめるように編集しました。1日で通読できる、疼痛医学の超入門書。
目次
第I編 総論:痛みの多元性
1 痛みの生物学的意義
2 侵害受容性,神経障害性,痛覚変調性疼痛の区別
3 慢性疼痛の診断とICD-11分類
1 慢性疼痛診療に必要な医療対応システムの分類(K-S軸分類)
4 疫学
1 厚生労働省の調査
2 筆者らの調査
3 他の慢性疼痛調査
第II編 基礎科学
1 末梢受容体と一次求心性線維の役割
1 侵害受容器
2 侵害受容器の構造
3 末梢侵害刺激受容体
4 TRP(transient receptor potential)チャネル
2 運動器の痛みのメカニズム
1 筋痛
2 骨・関節痛
3 疼痛行動に関連する精神症状と社会的問題
1 疼痛と関係する精神症状
2 疼痛行動に影響する社会的要因
第III編 臨床病態
1 急性疼痛
2 慢性疼痛
1 線維筋痛症(fibromyalgia;FM)
2 慢性頚部痛,慢性腰痛
3 神経障害性疼痛
4 変形性関節症
5 慢性術後疼痛,慢性外傷後疼痛
6 複合性局所疼痛症候群(complex regional pain syndrome;CRPS)
7 頭痛
8 顎関節症
9 がん関連疼痛
3 特定の痛みの問題
1 子どもの痛み
2 高齢者の痛み
3 薬物などの依存と乱用
第IV編 痛みの評価と治療
1 評価
1 痛みの多面的評価
2 身体的機能評価
2 治療
1 薬物療法
1)非ステロイド性抗炎症薬,解熱薬,オピオイド
2)鎮痛補助薬
3)多角的鎮痛法(multimodal analgesia)
2 精神療法と行動のアプローチ
1)コミュニケーションスキル
2)心理療法(認知行動療法など)
3)バイオフィードバック
3 リハビリテーション医学的アプローチ
1)エクササイズなどの積極的な治療と心肺機能
2)ストレッチングや関節可動域運動
3)物理療法と温熱療法
4 神経調節技術
1)脊髄刺激療法
2)鍼
3)神経ブロック
a 超音波ガイド下神経ブロック
b 神経破壊技術を用いた神経ブロック
5 外科的治療
1)関節外科技術
2)脊椎手術
索引