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看護教育へようこそ 第2版
筆頭著者 池西 靜江 (他著)
その他の著者等 石束 佳子
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-64652-9
電子版発売日 2021年5月24日
ページ数 232
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-260-04652-7
印刷版発行年月 2021年5月
書籍・雑誌概要
看護を教える人のための定番入門書、待望の改訂。2022年度の第5次看護基礎教育カリキュラム改正に対応。看護教員の現場の悩みをサポートする構成でお届けします。
目次
第2版 まえがき
第1版 まえがき
1 看護教育とは――そのやりがい
A 学生の変化からみる看護教育のやりがい
B 教員自身の変化からみる看護教育のやりがい
C 多様に広がる看護教育のやりがい
2 看護学校とは――そのおもしろさ
A 学生たちを「看護師にする場」であり,1人の学生が「看護師になる場」である
B “手塩にかける教育”を実現する場である
C 日本版デュアルシステムを実現する場である
D 小さな職場のよさ・強みがある場である
3 これからの看護基礎教育
A 教えたい看護の専門性――「生活」・「生命」を守ること
B 専門性を追求し,看護実践能力を育成する教育の内容と方法
C 「生涯ゆるがないもの,それが基礎」
4 看護教員の心得
A 看護教員の「心得十か条」
5 看護教員としてのキャリア発達
A 看護師養成所の専任教員になる資格
B キャリア発達の道筋
C キャリア発達を支えるもの
6 看護教員の業務
A 看護師養成所の専任教員の業務
B 年次担当の役割
7 学生とのつきあい方と距離感
A 一定の距離を保ってつきあう
B 倫理原則に従ったつきあい方をする
C 学生があこがれるロールモデルを示す
8 困った学生――こんな場合どうする?
A シングルマザーは増加の一途
B LGBTの学生――マイノリティとの共存
C 学校内での盗難
D SNS利用上の注意点
E 自我の未成熟な学生
F 障害をもつ学生
9 「主体的・対話的な深い学び」につなげる教育方法
A PBLテュートリアル教育
B TBL(team based learning):チーム基盤型学習法
C 協同学習
D 反転授業
E 遠隔授業
10 授業場面で困ること――こんな場合どうする?
A 看護の心が伝わらず,困った授業場面
B 発問意図と違う回答に戸惑う授業場面
C グループワークをうまく進められず戸惑う授業場面
D 視聴覚教材で居眠りする学生に戸惑う授業場面
E アフターコロナ時代の新しい課題と対応
11 授業力を磨く――研究授業の実践と評価
A 研究授業とは何か――その要件
B 研究授業で授業力を磨くために
C 研究授業の効果
D 研究授業の実際
12 技術教育を考える
A 看護師教育の技術項目と卒業時の到達度
B 技術教育の現状と課題
C 技術教育の教育方法
D パトリシア・ベナーの教え
13 臨地実習の効果的な指導法
A 臨地実習の意義
B 臨地実習の特徴――目標の二重構造とその指導
C 変化する臨地実習とその指導
D 臨床判断能力を育成する指導方法
14 看護教育課程を理解する
A 教育課程理解のための基礎知識
B 看護教育課程について
C 今求められる看護基礎教育
D 看護教育課程編成のプロセス
E カリキュラムマップの種類
F カリキュラムデザインの理解
G 看護教育課程の評価
H 領域横断科目の導入
15 教育評価の悩みに答える
A 教育評価とは何か
B 評価の妥当性と信頼性
C 教育評価の種類
D 評価規準・評価基準とルーブリック
E 評価方法(用具・ツール)
F 看護教育に積極的に導入したい評価方法
G 看護実践能力を評価するOSCE
16 教科外活動の運営と課題
A ホームルーム活動
B 学校行事および研修など
C 学生自治会活動
D 教科外活動の課題と神髄
17 国家試験対策をどう考え,進めるか
A 慌てる学生のための対策
B 国家試験対策で必要な事項
18 対談――2人の40年を振り返る
A なぜ,どうして教員の道に
B 教員を辞めたいと思ったとき
C 看護教員になってよかった
D 教員同士の関係性のなかで
E コミュニケーションが苦手な学生とのかかわり
F なぜ看護の専門学校なのか
G 養成所の管理者になって思うこと
H その先の夢
あとがき
索引
Column コラム
・百年を思うものは人を育てよ
・当たり前のことばかり
・書籍からの学びは,成長によって変化する
・キャリア発達:精神看護学研究会の思い出
・対人距離について
・学生と看護スペシャリストとの出会い
・宣誓の日を迎えるにあたって
・egoとself
・コロナ禍で活気のない学生
・LTD 話し合い学習法
・「めんどうくさい」と言う学生Aさん
・質問しても答えない学生のために
・鹿児島での入院患者体験
・指導ガイドライン別表13–2について
・ボウダラ――実習での教員の存在
・看護学原論の学生レポート
・電子カルテ「もどき」のこと
・「看護基礎教育検討会」に参加して思うこと
・指導教員による評価の違い
・学内演習で学生が選ぶ行動
・臨地実習評価とルーブリック
・教職員が魅せたスタンツ
・地域貢献をめざす教科外活動
・国試前に慌てる学生たち