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学習指導案ガイダンス
看護教育を深める授業づくりの基本伝授
筆頭著者 池西 靜江 (他著)
その他の著者等 石束 佳子/藤江 康彦
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-63937-8
電子版発売日 2019年10月7日
ページ数 168
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-260-03937-6
印刷版発行年月 2019年7月
書籍・雑誌概要
授業設計に悩む看護教員のための基本教授法ガイド。著者が実際に用いる学習指導案とワークシート(カラー付録)の作成方法とその意義と授業での運用まで詳らかにし、また第一線の教育学研究者の知見からその意義を解説。今後の看護基礎教育で強化が必要になる臨床判断能力の育成などの新しい学習内容への対応も盛り込んだ。学習者を中心とする「主体的・対話的で深い学び」を基盤とし、新時代の看護を教える人に不可欠な1冊。
目次
序章 授業とは何か
1 授業とは何か
2 用語の定義
第1章 学習指導案からはじめる授業づくり
1 学習指導案とは何か
2 授業づくりの過程と学習指導案
3 単元の指導計画
単元考察
評価の検討
評価の観点
単元の指導計画―1単位時間ごとの教育内容・方法の決定
単元の指導計画の書き方
単元指導計画作成のコツ
4 本時の学習指導案
本時の学習指導案をつくるための基礎知識
(1)教材
(2)学習形態
(3)指導技術
(4)授業の展開―本時の学習指導案づくり
小児看護学における本時の学習指導案(略案)
小児看護学における本時の学習指導案(細案)
本時の学習指導案の書き方
(1)略案の書き方
(2)細案の書き方
様式① 学習指導案(略案)のひな型
様式② 学習指導案(細案)のひな型
本時の学習指導案の具体例とコツ
5 看護教育に活かしたい新時代の教育方法
1)反転授業
2)協同学習
3)TBL
① 適切なチーム編成
② 学習者が自分の学習に「責任」をもつこと
③ 効果的なフィードバックを行うこと
④ 学習を促進する効果的な応用課題を与えること
⑤ 看護に必要な知識を問う客観試験の作成
4)ディベート法
6 第5次カリキュラム改正で重要度が増す授業づくり
1)保健指導能力育成のための授業
2)看護に活用する解剖生理学の授業
7 授業に必要な楽しさと没入感
第2章 学習指導案に基づく授業の実際
1 学習ガイドとしてのワークシート―板書からの発展形として
2 ワークシートの作成手順
3 ワークシートの書き方の実際
1)ワークシート全体のフォーマットをイメージする
2)「看護学原論」における単元の位置づけおよび単元考察、単元指導目標、
評価について理解する(単元考察)
3)本時の位置づけおよび本時の学習目標、主題、学習展開を理解する(略案)
【学習指導案】
1 看護学原論(概論)
単元の学習指導案
本時の学習指導案(略案)
本時の学習指導案(細案)
2 病態生理学
単元の学習指導案
本時の学習指導案(略案)
本時の学習指導案(細案)
ポストテスト
授業評価表
3 共通基本技術 I
単元の学習指導案
本時の学習指導案(略案・2コマ続きの1コマ目)
本時の学習指導案(細案・2コマ続きの1コマ目)
本時の学習指導案(略案・2コマ目)
本時の学習指導案(細案・2コマ目)
4 健康回復支援総論(臨床看護総論)
単元の学習指導案
本時の学習指導案(略案)
本時の学習指導案(細案)
5 精神看護学方法論 I
単元の学習指導案
本時の学習指導案(略案)
本時の学習指導案(細案)
6 解剖生理学 II
単元の学習指導案
本時の学習指導案(略案)
本時の学習指導案(細案)
ポストテスト
7 保健指導論
単元の学習指導案
本時の学習指導案(略案)
本時の学習指導案(細案)
ポストテスト
第3章 対話―教育学からみた看護の授業づくりと新時代の学び
教師がすべきこと、すべきでないこと
教え方を考える前に学習者を知る必要がある
学習者に授業の構造が伝わるように
講義・演習におけるワークシートの意義―学習者中心の視点から
講義・演習におけるワークシートの意義―教師にとっての意味は
ワークシートは板書のイメージで
看護実践に必要な“考える力”をどう育成すればよいか―知識と行動の中間にあるもの
グループワークからチームワークへ―協同の意識をはぐくむために
「講義」と「演習」は授業活動の種類として捉える―授業づくりの形態について
令和の教育改革が進み、これからの「学生像」は探究型に変化していく
付録 看護基礎教育ワークシート集
1 看護学原論(概論)
2 病態生理学
3 ① 共通基本技術 I
② 共通基本技術 I
4 健康回復支援総論(臨床看護総論)
5 精神看護学方法論 I
6 解剖生理学 II
7 保健指導論
索引
Column
学生観に書き入れたい「注目学生」とは
なぜ学習指導案が必要か
授業デザインとは
学習指導要領改訂に伴う「評価の観点」の変更
協「同」・協「働」・共「同」―キョウドウ学習の意味の違い
アクティブラーニングの現在の課題
カリキュラムマネジメントとは
教室談話研究の可能性
藤江流ワークシートのつくり方と使い方
「研究授業」のすすめ