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実践 マタニティ診断 第5版

実践 マタニティ診断 第5版
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筆頭著者 日本助産診断実践学会 (編)

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-64583-6

電子版発売日 2021年4月12日

ページ数 288

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-260-04583-4

印刷版発行年月 2020年12月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260645836

書籍・雑誌概要

本書は助産診断とは何か、看護診断や医学診断とどのように関係するのかを概説したうえで、診断名や定義・診断指標のみならず、どのように妊産褥婦・新生児をとらえ診断しケアにつなげていくのかを示している。また、各章の最後には具体が理解できるよう事例を設けている。このたび『マタニティ診断ガイドブック』の改訂に合わせて本書も刷新。ガイドブックとともにご利用いただくことで、マタニティ診断の理解を促し、実践ができるようになる。

目次

第1章 マタニティ診断概論
 I マタニティ診断の理解のために
  1.マタニティ診断とは
   1)マタニティサイクル
   2)看護診断のタイプとマタニティ診断
  2.看護診断と助産診断
   1)診断
   2)看護診断
   3)助産診断
   4)産科学的診断とマタニティ診断
   5)医学診断と看護診断における共通診断と共同診断の違い
 II マタニティ診断のプロセス
  1.看護過程と助産過程(マタニティ診断過程)
  2.マタニティ診断の診断・実践過程
   1)課題・問題の把握(アセスメント)
   2)診断名決定までのプロセス
  3.共同診断について
  4.共通診断における臨床推論の活用
 III マタニティ診断の診断類型
  1.看護診断分類におけるマタニティ診断の位置づけ
  2.診断類型開発の経緯
  3.マタニティ診断の分類(診断類型)
   1)経過診断の診断類型
   2)健康生活診断の診断類型
 IV マタニティ診断の診断名
  1.看護診断の構成要素
  2.診断名とその表現
  3.診断指標
 V マタニティ診断とケアの実践・評価
  1.診断とケア
  2.実践評価
 VI 今後の課題と展望
  1.課題
  2.展望

第2章 妊娠期のマタニティ診断
 I 妊娠期のマタニティ診断の特徴と着目点
 II 妊娠期の診断類型と診断名のつけ方
  1.診断に必要な情報
   1)情報
   2)情報源
   3)経過診断に必要な情報
   4)健康生活診断に必要な情報
  2.経過診断の診断類型と診断名のつけ方
   類型1 妊娠の確定
   類型2 分娩予定日・妊娠時期
   類型3 母体の状態
   類型4 胎児の状態
   類型5 胎児付属物の状態
  3.健康生活診断の診断類型と診断名のつけ方
   類型1 基本的生活行動
   類型2 精神・心理的生活行動
   類型3 社会的生活行動
   類型4 出産育児行動
 III 事例にみる妊娠期のマタニティ診断の実際とケア計画
  1.経過診断におけるケア計画
  2.健康生活診断におけるケア計画
  ・順調な経過をたどっている初妊婦(妊娠20週0日)のマタニティ診断とケア計画
  ・要経過観察・要支援と診断した初妊婦(妊娠34週0日)のマタニティ診断とケア計画

第3章 分娩期のマタニティ診断
 I 分娩期のマタニティ診断の特徴と着目点
 II 分娩期の診断類型と診断名のつけ方
  1.診断に必要な情報
   1)情報
   2)情報源
   3)経過診断に必要な情報
   4)健康生活診断に必要な情報
  2.経過診断の診断類型と診断名のつけ方
   類型1 分娩時期
   類型2 分娩開始
   類型3 分娩経過
   類型4 分娩3要素
   類型5 分娩機転(回旋)
   類型6 母体の状態
   類型7 胎児の状態
   類型8 分娩予測
   類型9 分娩直後の状態
  3.健康生活診断の診断類型と診断名のつけ方
   類型1 基本的生活行動
   類型2 精神・心理的生活行動
   類型3 社会的生活行動
   類型4 出産育児行動
 III 事例にみる分娩期のマタニティ診断の実際とケア計画
  1.経過診断におけるケア計画
  2.健康生活診断におけるケア計画
  ・分娩開始4時間後のマタニティ診断とケア計画(正常な経過時)
  ・陣痛が弱くなった時点のマタニティ診断とケア計画
  ・陣痛再来から分娩終了までの状態と分娩終了直後のマタニティ診断とケア計画

第4章 産褥期のマタニティ診断
 I 産褥期のマタニティ診断の特徴と着目点
 II 産褥期の診断類型と診断名のつけ方
  1.診断に必要な情報
   1)情報
   2)情報源
   3)経過診断に必要な情報
   4)健康生活診断に必要な情報
  2.経過診断の診断類型と診断名のつけ方
   類型1 産褥日数
   類型2 母体の状態
  3.健康生活診断の診断類型と診断名のつけ方
   類型1 基本的生活行動
   類型2 精神・心理的生活行動
   類型3 社会的生活行動
   類型4 出産育児行動
 III 事例にみる産褥期のマタニティ診断の実際とケア計画
  1.経過診断におけるケア計画
  2.健康生活診断におけるケア計画
  ・順調な経過をたどっている褥婦(産褥3日目)のマタニティ診断とケア計画
  ・要支援と診断した産褥期(産後2週間)のマタニティ診断とケア計画

第5章 新生児期のマタニティ診断
 I 新生児期のマタニティ診断の特徴と着目点
 II 新生児期の診断類型と診断名のつけ方
  1.診断に必要な情報
   1)情報
   2)情報源
  2.経過診断の診断類型と診断名のつけ方
   類型1 日齢
   類型2 出生直後の状態
   類型3 早期新生児の状態
   類型4 新生児の経過
  3.健康生活診断の診断類型と診断名のつけ方
   類型1 養護
   類型2 環境
 III 事例にみる新生児期のマタニティ診断の実際とケア計画
  1.経過診断におけるケア計画
  2.健康生活診断におけるケア計画
  ・良好な経過をたどっている新生児の出生直後のマタニティ診断とケア計画
  ・乳頭吸着がうまくいかず要支援の診断となった新生児(日齢2日)のマタニティ診断とケア計画
  ・生理的変化で要経過観察(黄疸)となった新生児(日齢3日)のマタニティ診断とケア計画

第6章 産後期のマタニティ診断
 I 産後期のマタニティ診断の特徴と着目点
 II 産後期の診断類型と診断名のつけ方
  1.診断に必要な情報
   1)情報
   2)情報源
   3)経過診断に必要な情報
   4)健康生活診断に必要な情報
  2.経過診断の診断類型と診断名のつけ方
   類型1 産後月数
   類型2 母体の状態
   類型3 児の月齢
   類型4 児の状態
  3.健康生活診断の診断類型と診断名のつけ方
   類型1 精神・心理的生活行動
   類型2 社会的生活行動
   類型3 出産育児行動
 III 事例にみる産後期のマタニティ診断の実際とケア計画
  1.経過診断におけるケア計画
  2.健康生活診断におけるケア計画
  ・要支援と診断した産後期(産後2か月)のマタニティ診断とケア計画

索引