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ユマニチュードと看護
筆頭著者 本田 美和子 (他編)
国立病院機構東京医療センター・総合内科医長
その他の著者等 伊東 美緒
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-63878-4
電子版発売日 2019年4月1日
ページ数 208
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-260-03878-2
印刷版発行年月 2019年2月
書籍・雑誌概要
対象者の劇的変化から「魔法のような技術」と称され、注目を集めてきたユマニチュード。実践者たちは、どのようにユマニチュードを活用し、理想的ケアを「現実」のものにしてきたのか。哲学・技術・教育・実践・管理・エビデンス――これからユマニチュード実践を着実にし、医療現場のケアを改革したい人が知っておきたいエッセンスを1冊に凝縮。緩和ケア領域など「認知症ケアだけじゃない!」というリアルな現場の手応えも収載。
目次
ユマニチュード 日本での歩みとこれから
序章 ユマニチュードを看護へ
[座談会]実は、ユマニチュードは急性期病院から始まった
「ユマニチュード」が聖路加に来た日
[インタビュー]川嶋みどり氏、ユマニチュードを語る
第1章 ユマニチュードとは何か
[イヴ・ジネスト講演録]「これがユマニチュードだ!」
ユマニチュードのケアメソッド
最も困難なケースにこそ活用できる技術
[Q & A]「ユマニチュードは何が違うか」
第2章 いかに活用するか
[座談会]「環境づくりの極意」
[座談会]「仲間の変革を支える極意」
[インストラクター実践録]
●人生にかかわってこそ本当のユマニチュード
●死を前にした彼が教えてくれたこと
―ターミナル期におけるユマニチュードの意義
[実践録アーカイブ]一歩踏み出した看護師たち
国立病院機構東京医療センター
認知症高齢者を“わからない人”のままにしない
国立国際医療研究センター病院
解決策は“人間らしい生活状態”に戻すこと
東京都健康長寿医療センター
内服薬だけではない“ケアの効果”を実感
郡山市医療介護病院
日本で初めて“病院全体”で取り組んで
ユマニチュードを試行して生まれる違いの実感と「正のスパイラル」
認知機能が低下している患者さんの「意思」を尊重する
第3章 研究・エビデンス
研究で明らかにされるユマニチュードの有効性
[医学]コミュニケーションは「処方可能な」治療の手段となる
[リハビリテーション医学]「関係性障害の改善」と「立つこと」で回復する
[精神医学]日本の「認知症精神科医療」とユマニチュード
[情報学]「達人の技」の細部を分析─ユマニチュードの“見える化”
[イヴ・ジネストコラム]InformationからCommunicationへ
[情報学]「五感」をも定量化できる時代へ
[心理学]「魔法」の心理学的解明に向けて
あとがき