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病歴と診察で診断する感染症
System1とSystem2
筆頭著者 志水 太郎 (他編)
その他の著者等 忽那 賢志
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-63538-7
電子版発売日 2018年4月23日
ページ数 236
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-260-03538-5
印刷版発行年月 2018年4月
書籍・雑誌概要
近年、感染症診断法の進歩はめざましい。しかし、検査が充実すればするほど、臨床現場では「病歴」と「診察」が軽視されているように感じなくもない。本来、感染症の診断で最も重要なのは、感染臓器・病原微生物を突きつめることである。そしてこれは、病歴と診察で可能なかぎり検査前確率を高めることによってなされるべきである。「病歴」と「診察」にこだわった執筆陣による“匠の技”を伝授したい。
目次
System 1,System 2の診断Keywords
Introduction
1 本書の活用の仕方―System 1とSystem 2を中心に
2 感染症の診断学
System 1 電光石火の感染症 Snap Diagnosis
1 赤いカメレオン! 多彩な症状に騙されるな
2 案じたら刺すが易し
3 心疾患は聴診! ではなく,まず視診と触診!
4 単なる咽頭炎と思ったら……
5 “forgotten disease” の逆襲
6 豚骨ラーメンは,やっぱり死ぬほど美味しい!
7 初キッスは苦い味
8 全身痛い! これってリウマチ?
9 電話口から見えた疾患 歴史は繰り返す!
10 秋○○はよめに食わすな
11 頭が痛くてウロウロしてしまう……
12 「どこも異常ないんですよね~」
13 天の采配
14 ある時は発熱,ある時は下痢,ある時は意識障害
15 「かぜかなぁ」って思ってたら……
16 手は口と併せてモノを云う
17 Don't touch me ! 神出鬼没なアイツにご用心
18 手足は病気を語る
19 その耳鼻科医の熱は
[One Point Lecture]
(1)感染症のSnap Diagnosis─メリットとデメリットをしっかり押さえよう
(2)感染症の演繹的診断─System 1のセーフティネットとしてのSystem 2
System 2 理詰めで追い詰める感染症
1 ドイツっぽくない麻疹
2 圧迫骨折+認知症+誤嚥性肺炎=???
3 高い代償
4 感染性胃腸炎=「“除外×2”,のち“落とし穴×3”,ところにより一時 市中腸炎」
5 流行地でのthe great imitator
6 やはり,こうなるからには理由がある
7 人も病気も見かけじゃない
8 There's no such thing as a FREE lunch !
9 セックスと嘘とアノスコープ
10 祇園にて 耳をすませば 三味の音
11 Taking pains in the diagnosis.
12 システムエラー
13 航海の果てにたどり着く熱帯の赤い海に浮かぶ白い島
14 「先生! 患者さんの顔がピクピクしています!」
15 オバケとアレが見えたら……お手上げです
16 赤い顔のビール好きにはご用心!
17 連携で解明! 手ごわい発熱
[One Point Lecture]
(3)System 1の鍛え方とその後
(4)System 2の磨き方
読んでおきたいOne More Question
索引