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jmedmook62 あなたも名医!診断につながる病歴聴取
筆頭著者 西垂水 和隆 (編)
今村総合病院救急・総合内科主任部長
日本医事新報社
電子版ISBN 978-4-7849-6838-1
電子版発売日 2019年7月29日
ページ数 196
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-7849-6662-2
印刷版発行年月 2019年6月
書籍・雑誌概要
達人たちが日常行っている病歴聴取のコツをわかりやすく解説。「実際にどのような質問が診断に結びつくのか」「患者の訴えをいかに解釈すべきか」「患者から取った病歴をどう利用するのか」といった疑問に応える臨床医必携の一冊です。
「患者と話す前からわかること」「疾患が浮かばないときの対応」についても多くの項目を設け、経験に基づく達人のワザを豊富に掲載!
各項目の最後には、コラム「驚きの病歴シリーズ」として、リアルな症例をベースに執筆者たちが得た学びや反省のポイントを紹介します。
目次
第1章 総論:診断につながる病歴聴取
A 患者さんと話す前に
1 病歴の重要性
2 病歴を聞く前の準備
3 問診票について―問診票・バイタルサインからわかる情報
4 患者が一言目を話す前にわかること
B 定番の質問をより詳しく
1 O:いつから始まりましたか?
2 P:増悪因子/寛解因子―どうしたら悪く/楽になりますか?
3 Q:表現するとどのような感じですか?
4 R:他にどのような症状がありましたか?どこか別の場所も痛みますか?
5 S:程度はどれくらいですか?どのような状況で起こりましたか?
6 T:どれくらい続きますか?悪くなっていますか?
7 繰り返す疾患―こういうことは初めてですか
C ルーチンの質問では何がヒントになるか?
1 既往歴
2 生活歴・家族歴
3 薬剤歴
4 旅行・曝露・動物など
D 疾患が浮かばないとき
1 Nature:何系の疾患?―病歴から予測する
2 Site:内臓?内臓外?―臓器別の特徴
3 よくわからない症状,あまり聞いたことのない症状
4 メンタル系の疾患?と思うとき
E 病歴を診断に使うために整理する
1 主訴は何か?外せる病歴,外せない病歴
2 病歴をまとめてstoryをつくる
第2章 各論:主訴別の問診をとるべきポイント
1 発熱―感染症か非感染症かを見きわめるポイント
2 食欲低下―器質的疾患かどうか
3 胸痛―心疾患
4 息苦しい
5 倦怠感―器質的疾患を考えるポイント
6 体重減少
7 悪心・嘔吐―消化器症状かそれ以外か?
8 腹痛
9 頭痛
10 ふらつき
11 浮腫
索引