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≪看護ワンテーマBOOK≫
見てできる褥瘡のラップ療法
筆頭著者 水原 章浩 (編著)
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-61315-6
電子版発売日 2016年6月6日
ページ数 128
判型 B5変
印刷版ISBN 978-4-260-01315-4
印刷版発行年月 2011年4月
書籍・雑誌概要
「浸軟やかぶれにどう対応するの?」「感染があったらラップ療法は中止?」「医療用被覆材とラップはどう使い分ける?」……ラップ療法を「褥瘡の局所治療のひとつ」と位置づけ、その実践技術について、豊富なカラー症例写真と図解で詳しく解説する。手技、手順、アセスメント、注意点など、ラップ療法をめぐるあらゆる疑問に答える、現場のための決定版テキスト。
目次
はじめに
第1章 基本的な考え方
創傷治療の3原則
実践の前提
アセスメント/除圧/栄養/スタッフ間の情報共有
ラップ療法の利点
コスト削減効果/医療用創傷被覆材との使い分け/
頻回な被覆材交換が可能/負担の軽減
ラップ療法の注意点
正しい適応と安全な施行についての知識の共有
施行には医師の指示、および本人・家族への十分な説明が必要
禁忌:ラップ療法を行ってはいけない褥瘡
第2章 実践法
使用する物品
最低限必要な物品/準備しておくとよい物品
基本手順
アセスメントと被覆材の選択
処置のバリエーション 基本編
ポリウレタンフィルム
ハイドロコロイド被覆材
穴あきポリウレタンフィルム
食品用ラップ
おむつや生理用ナプキンのじか貼り
非固着性吸水ドレッシング材
アルギン酸塩(1) 止血
アルギン酸塩(2) 吸水
ワンポイントレクチャー
(1)穴あきポリウレタンフィルムの作製
(2)フィルムドレッシング材の剥がし方
処置のバリエーション 応用編
便や尿による汚染
浸軟
かぶれ・湿疹
掻痒を伴う場合
食品用ラップによるアレルギーの場合
バイオフィルム・Critical colonization
過剰肉芽
過剰な壊死組織・ポケット
軟らかい壊死組織がある場合
硬い壊死組織がある場合
膿汁が多い
抗菌薬入りステロイド含有軟膏による保存的治療
陰圧閉鎖療法
悪臭
創感染
ワンポイントレクチャー
(3)創感染のアセスメント
(4)デブリードマン
在宅の事例
CASE 1 家族の自己判断による処置で褥瘡が悪化
CASE 2 ラップ療法を導入したが、悪化が止まらない
第3章 実践力テスト
アセスメント力テスト
ラップ療法○×クイズ
第4章 ラップ療法の過去と未来
ラップ療法の歴史と実情からみた課題
ラップ療法のエビデンス
おわりに