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≪シリーズ ケアをひらく≫

逝かない身体

ALS的日常を生きる

逝かない身体
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≪シリーズ ケアをひらく≫

筆頭著者 川口 有美子 (著)

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-61003-2

電子版発売日 2016年6月20日

ページ数 276

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-260-01003-0

印刷版発行年月 2009年12月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260610032

書籍・雑誌概要

言葉と動きを封じられたALS患者の意思は、身体から探るしかない。ロックトインシンドロームを経て亡くなった著者の母を支えたのは、「同情より人工呼吸器」「傾聴より身体の微調整」という即物的な身体ケアだった。
かつてない微細なレンズでケアの世界を写し取った著者は、重力に抗して生き続けた母の「植物的な生」を身体ごと肯定する。

目次

第1章 静まりゆく人
 国際電話
 悲しみのはじまり
 こちら側にひきとめるもの
 コーデリア
 リンダの予言
 挿管
 対決と決別
 疲労
 期待しない自由
 医療に関する約束
 外へ
 テレパシーの訓練
 スピリチュアリティとリアリティ
 父と妹
 素通りしてきた人々
 決められない人のそばに佇んで
 遺書
第2章 湿った身体の記録
 1 宝くじより希少
 2 身体とスイッチの接触不良
 3 湿った綿のような身体の移動
 4 トイレ以上のトイレ
 5 萎えた身体で慣れないトイレ
 6 海底の聴覚
 7 鉛の瞼
 8 重力に逆らえない顎関節
 9 一リットルの唾液
 10 身体と世界を循環する水
 11 穴にチューブ
 12 管による自然食
 13 罠と宴
 14 徴候としての皮膚
 15 眼で語られた最後の言葉
 16 病人の温もり
 17 発汗コミュニケーション
第3章 発信から受信へ
 1 真夜中のデニーズ
 2 解放
 3 ゴッドマザー
 4 つくられる意味
 5 ブレイン・マシーンの前に
 6 生きる義務
 7 WWWのALS村で
終章 自然な死
 二〇〇七年八月二七日/母危篤/父の入院/
 母の生き霊?/足裏マッサージ/
 ピーちゃんとP波/本当のお別れ/
 母のいない朝に/同じ天井/夕焼け雲の葬列

あとがき