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Let's ケーススタディ 脳卒中リハビリテーション 〜『日常生活』を視野に入れた介入の考え方〜
筆頭著者 山田/稔 (著)
三輪書店
電子版ISBN
電子版発売日 2024年12月2日
ページ数 152
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-89590-833-7
印刷版発行年月 2024年11月
書籍・雑誌概要
『日常生活』を視野に入れた介入の考え方
本書は脳卒中患者の行動特性や行動分析をテーマにし、臨床でのケーススタディを中心に実践的なアプローチを提供する内容です。
第1章では、姿勢調整のメカニズムや姿勢制御、適切な姿勢筋緊張を維持するための情報とは何かを解説しています。第2章では動作分析を中心に寝返りから歩行までを解説、第3章では臨床で必ず直面する課題を中心としてケーススタディを解説し、生活に活かす片麻痺介入の考え方を提示しています。
目次
Prologue
第1章 姿勢調整のメカニズム
1 「姿勢」とは何か
2 姿勢制御と随意運動の制御機構
3 感覚から作られる「身体図式」と姿勢制御
4 随意運動のための姿勢保持と神経系システム
5 積極的な感覚情報から行われる姿勢調整
6 脳卒中後遺症による片麻痺者の姿勢制御
▶Column
適切な姿勢緊張を維持するための情報―視覚と高低差への恐怖
肌理の変化と視覚情報
第2章 脳卒中後片麻痺者への介入のための基礎知識
1 行動分析① 寝返り
2 行動分析② 座位姿勢
3 行動分析③ 起き上がり
4 行動分析④ 立ち上がり
5 行動分析⑤ 歩行
6 麻痺上肢側への介入
▶Column
動作分析の視点
片麻痺者の運動誤学習
身体図式と内部モデル
第3章 臨床 de ケーススタディ 日常生活に活かす脳卒中後片麻痺者への介入の考え方
1 麻痺側下肢が浮き上がる立ち上がりを姿勢調整から評価する
2 「とりあえず歩ける」以上に歩行効率を上げる
3 誤学習した歩行パターンを感覚を使って修正する
4 麻痺側肩関節の亜脱臼を注意機能を使って改善する
5 見失っている感覚情報を探して起き上がりやすくする
6 麻痺側上肢に注意を向け潜在能力を引き出す
7 前頭葉症状による介入困難をリフレーミングする