日本看護協会機関誌「看護」 74巻5号 (2022年3月発行)

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特集1　特定行為研修修了者の活用推進

扉 74巻5号 , 2022年3月 , pp.31-31

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2015年に「特定行為に係る看護師の研修制度」が創設され、2021年10月時点での特定行為研修修了者数は4393人となり、各地で着実な実践が積み重ねられています。一方、国は2025年までに10万人以上を養成する目標を掲げており、制度を活用し特定行為研修修了者を増やすとともに、その活動のさらなる推進が求められています。

総論

看護師の特定行為に係る研修制度の現状と日本看護協会の方針木澤　晃代 74巻5号 , 2022年3月 , pp.32-33

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制度創設から6年が経過し、研修機関、修了者ともに着実に増加。

研修会やシンポジウムの開催、ポータルサイト運営などで普及に貢献。

特定行為研修を組み込んだ新たな認定看護師教育等で人材育成に寄与。

解説1

特定行為研修に係る看護師の研修制度に関する見通し月岡　悦子 74巻5号 , 2022年3月 , pp.34-37

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特定行為研修修了者数は4393人、指定研修機関数は289機関。

診療報酬改定においても、特定行為研修が評価されている。

各医療機関のニーズに合った修了者活用のためガイドラインを作成中。

解説2

特定行為研修に係る看護師の養成や活用推進に関する日本看護協会の取り組み渋谷　智恵 74巻5号 , 2022年3月 , pp.38-41

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日本看護協会が特定行為研修制度創設以前から10年にわたり取り組んできた事業を説明。

指定研修機関として認定看護師を対象とした特定行為研修を実施、さらに在宅領域の看護師も対象に。

2040年に向けて特定行為研修制度を活用した看護師の役割拡大のために研修修了者等の支援にも取り組む。

報告1

創傷管理関連での活動松岡　美木 74巻5号 , 2022年3月 , pp.42-44

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特定行為研修修了者の実践は、臨床推論や局所アセスメント能力に基づいた判断が非常に重要。

看護師だけでなく患者・家族に対し、医師の考えをより詳しくわかりやすく説明する機会が増えた。

看護管理者には、修了者を自施設でどのように活用すれば効果的かを考え、支援していただきたい。

報告2

在宅領域での活動井手　幸太 74巻5号 , 2022年3月 , pp.45-47

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在宅領域の特定行為には、受診に伴う負担軽減、重症化予防、在宅療養の促進などが期待できる。

特定行為研修の受講によってアセスメント力が向上。医師との協働や他職種との連携に役立っている。

特定行為研修は訪問看護師にとって重要な研修であるため、教育プログラムとして推進してほしい。

報告3

感染管理分野での活動中川　祐介 74巻5号 , 2022年3月 , pp.48-51

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研修修了後に、新型コロナウイルス感染症対応の発熱外来を担当。

抗菌薬適正使用支援チームでのサーベイランス活動、侵襲的処置行為における中心静脈カテーテル抜去などを実施。

重要なのは特定行為実施の有無ではなく、看護師の丁寧な臨床推論がよりよい医療の提供につながること。

報告4

特定行為研修修了者の育成とマネジメント小澤　美紀 74巻5号 , 2022年3月 , pp.52-54

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管理者の立場から、臨床推論力と病態判断力をもって看護を実践する看護師育成のため、受講を推進。

現在、院内で5人の研修修了者が活動中。修了者の増加につれて実施する行為の種類・件数も増加。

特定行為の実施は、患者へのメリットだけでなく、経済的効果もあり、地域医療にも寄与している。

特集2　看護のプロフェッションとしての成長をめざす対等に学び合うオンラインワークショップ

扉 74巻5号 , 2022年3月 , pp.69-69

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文部科学省が2017年に策定した「看護学教育モデル・コア・カリキュラム」では、看護系人材として求められる基本的な資質・能力の1番目に「プロフェッショナリズム」が掲げられました。一方、臨床の場では看護職としての使命や役割・責務、倫理などについては深く考えられ、実践にも反映されてきましたが、「プロフェッショナリズム」という共通の用語では議論されていません。

解説

看護のプロフェッショナリズムを共有するワークショップ―「対等な学び」のための新しいコミュニティを一緒に創造しませんか佐藤　政枝 74巻5号 , 2022年3月 , pp.70-77

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プロフェッションとしての学びの場を拡大する、オンラインワークショップを企画・運営。

ワークショップのコンセプトや全体的構成、具体的な開催方法などを紹介。

中心を貫くメインテーマは「対等な学び」であり、前提となるのは心理的安全性の保証。

メッセージ

看護職の成長から見たワークショップの魅力とその価値伊藤　ひとみ 74巻5号 , 2022年3月 , pp.78-78

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看護職が参加する意義

　私たち看護職は、臨床経験を積み重ねることで実践能力を高めています。しかし、看護専門職としてより豊かな実践知を培っていくためには、さらなる自己研鑽が必要になります。私は看護職の成長には、日々の実践を意図的に振り返り、その経験を意味づける力が重要だと考えています。そして、この振り返りと意味づけは、仲間と語り合うことによってさらに多様な解釈が加わり、深い学習につながると感じています。

コラム

オンラインワークショップに参加して小倉　万奈 , 魚住　洵央 , 宮田　英佳 , 志村　仁史 , 西原　さやか , 加藤　美香 74巻5号 , 2022年3月 , pp.79-81

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学生ならではの発想を褒められ必要とされていると感じられる場所

　大学でエレベーターが来るのを待っているとき、偶然にも目に入ってきたのが「看護のプロフェッショナリズムを共有するワークショップ」のポスターでした。「せっかく看護の大学に入学したんだから、何か特別なことを経験したい」と思い、その場の勢いで申し込みました。

かお

看護職同士、キャリアに関する信頼できる情報を発信、共有し、相談できる場をつくる門元　記子 74巻5号 , 2022年3月 , pp.3-5

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社会の看護職に対するニーズの変化や自身の復職で情報を得る困難さを感じた経験から、看護職同士でキャリアについて気軽に発信、共有、相談できる場所をつくりたいと思い立った門元さんは、2021年9月に大学時代の同級生である、二田水彩さん、川添高志さんとともに一般社団法人Nurse for Nurseを設立した。設立に込められた思い、5月から本格始動するサービス内容や展望についてうかがった。

日本看護協会

会長の手帳―看護職の就業継続が可能な働き方で、看護の未来を拓く福井　トシ子 74巻5号 , 2022年3月 , pp.21-21

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　「日本看護サミット」は、国民のニーズに応える看護の実践と、あるべき将来像の実現のために、政治・行政・職能のトップリーダーが一堂に会し、看護の政策課題と解決に向けた戦略を議論・提言・検証することを目的に日本看護協会が隔年で開催しているものです。今回のメインテーマは、「看護職の就業継続が可能な働き方で、看護の未来を拓く」です。

副会長活動ダイジェスト井伊　久美子 , 齋藤　訓子 , 秋山　智弥 74巻5号 , 2022年3月 , pp.22-22

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Withコロナは「新しい時代」か

　新型コロナウイルス感染は再び拡大し、6波のピークアウトはまだ見えていません。5波の後、少し落ち着いた気持ちになりましたが、6波の新規感染者数は5波とは比較にならない数が連日公表されています。ということは、今後7波もあって、さらに続くのであれば、これが「新時代」ということになるのでしょうか？　日本看護系大学協議会の調査によると、「実習時期の変更、人数の変更、日程や時間の短縮」等々、多くの大学が学内と遠隔の両方で代替実習を行い、視聴覚教材や紙上での看護過程の展開、シミュレーション教育を行っていました。臨地の看護師や患者とのかかわりを体験から学ぶ、という点ではまったく劣ることは明白で、それでも一時のことと致し方なく工夫に工夫を重ねたのでした。一方で遠隔教育は次々と新アプリが提供され、その効果性が評価されています。これが新時代だとしても、模擬患者や模擬カルテの代替実習が普通の実習になり、定着するのは反対です。

専務理事からのワークリポート勝又　浜子 74巻5号 , 2022年3月 , pp.23-23

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2021年度第11回常務理事会（2月10日）報告

　沖縄県在住の仲のよい古い友だちからシーサーの箸置きをいただきました。早速、夫と息子に「このシークワーサーかわいいでしょうー」と見せて箸を置きました。すると2人は、「クワーはいらない」と連呼します。何回聞いても意味がわからない。ついに夫は「シークワーサーは絞って飲むもの」と教えてくれて理解できた私でした。ほかにこんなこともありませんか？　Yahooで何かを検索しようとしていたとき、その下に記載されている記事が気になりだして2～3の記事を読んだら、自分が何を検索しようとしていたかを忘れ、あとから、はっと気づいて苦笑いすること。

常任理事のマンスリー通信吉川　久美子 , 鎌田　久美子 , 井本　寛子 , 森内　みね子 , 木澤　晃代 , 田母神　裕美 74巻5号 , 2022年3月 , pp.24-25

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令和4年度診療報酬改定コロナ対応の教訓・評価

　2月9日の中医協総会をもって、令和4年度診療報酬改定の議論は終了し、個別改定項目の点数も決まりました。今回改定の特徴はなんといっても、前回改定直前に発生した新型コロナウイルス感染症との闘いが続く中での改定となったことです。コロナ対応の教訓から、感染防止対策や集中治療領域における重症患者対応体制の強化、有事に備えた地域全体の連携体制構築の視点が評価に加えられました。これらは、今般の看護職の活躍が評価につながったと考えます。重症度、医療・看護必要度については保険者側委員と診療側委員の意見が対立しましたが、急性期医療の適切な評価という観点から、評価項目の見直し等が行われました。専門看護師・認定看護師については評価される領域が拡大し、特定行為研修修了者も評価されました。今後、各改定項目に関する疑義解釈が多数発出されますので、看護管理者の皆さまは厚生労働省からの発出通知に注意し、対応していただければと思います。

日本看護協会　TOPICS

「看護職のためのメンタルヘルス相談窓口」について五十嵐　聡美 74巻5号 , 2022年3月 , pp.26-27

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　新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日本看護協会では、2020年4月20日より「新型コロナウイルス感染症に関する看護職の相談窓口」を開設している。感染状況に呼応するように、現場の看護職からはさまざまな声が寄せられてきた。

看護職員等の処遇改善事業補助金の申請奥村　元子 74巻5号 , 2022年3月 , pp.28-29

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　国が進める看護職員処遇改善の第一弾として、「看護職員等処遇改善事業補助金」の交付申請手続きが始まった。交付を受けるには各病院が3月中に処遇改善に着手し、都道府県に事業の開始を届け出る必要がある。この度の補助金事業は、今後の処遇改善対象拡大の足掛かりとなるものであり、今回対象となった病院すべてで補助金を活用した処遇改善が実施されることを期待している。補助金事業の対象だが現時点で未着手の病院は、至急交付に向けた手続きを進めていただきたい。

日本看護協会　神戸研修センターの窓から

神戸研修センターにおける認定看護管理者研修（サードレベル）―2021年度実施報告と2022年度の開催計画市村　尚子 74巻5号 , 2022年3月 , pp.63-63

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2021年度の認定看護管理者研修実施報告

　神戸研修センターでは、看護管理者が「多様なヘルスケアニーズをもつ個人、家族、地域住民及び社会に対して、質の高い組織的看護サービスを提供するために必要な知識・技術・態度を習得する」^1）ことを目的とし、2001年度より毎年、認定看護管理者研修（サードレベル）を開講しています。2020年度までの修了生は585人となりました。2021年度は10月18日から12月8日までの期間中、自己学習期間も含めた32日間に32人（定員30人）が受講しました。

日本看護協会　都道府県看護協会事業だより

地域における災害ボランティアナースの育成と登録推進の取り組み渡邊　昌子 74巻5号 , 2022年3月 , pp.64-64

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　本会は2020年度から重点事項に地域における看護職の活動および危機管理体制の推進を掲げ、地域で災害活動ができる看護職を会員・非会員を問わず育成し、「災害ボランティアナース」としての登録推進に取り組んでいる。

日本看護協会　国際情報のページ

今こそともに困難を乗り越えていくとき手島　恵 74巻5号 , 2022年3月 , pp.65-65

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報告書「2022年を超えて―持続と定着（仮）」

　2022年2月1～2日に国際看護師協会の理事会がZoomで開催されました。時差の関係から20～23時に会議がありました。早起きの私は、普段は眠っている時間です。冒頭、パメラ・シプリアーノ会長のあいさつでは、「専門職として、世界的に助けを求めている」とし、5月にWHOと国際助産師協会、国際看護師協会の会議で、持続（Sustain）と定着（Retain）について検討する場を設けることになりました。これに先立ち、1月28日には、国際看護師協会とCGFNS（Commission on Graduates of Foreign Nursing Schools）、ICNM（International Centre on Nurse Migration）から看護職の国際的労働力とCOVID-19についてまとめた報告書「2022年を超えて―持続と定着（仮）」^1）が公表されています。

【連載】新型コロナウイルス感染症リポート（19）

シェアハウス型ホスピス住宅における新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響と取り組み梅田　恵 , 杉田　智子 74巻5号 , 2022年3月 , pp.88-91

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Point

●シェアハウス型ホスピス住宅は、「自宅の快適さ」と「病院の安心感」を実現する。

●全スタッフが同じ思考や方法で感染対策ができることをめざし行動指針や動画を作成。

●個別性に配慮したシェアハウス型ホスピス住宅ならではの感染対策を実施。

【連載】これでワンランクUP！相手も自分も責めないコミュニケーション術（61）

観察する、先輩の行動をまねする、調べる、学習する、ホウレンソウする奥山　美奈 74巻5号 , 2022年3月 , pp.92-94

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ワンランクUP ポイント

1．「見てまねぶ」ことはいつの世でも学習効果が高い。

2．「調べることは楽しい」「知識が広がることはうれしい」という成功体験で、調べ学習の定着化を。

3．ホウレンソウを繰り返すことで精度を上げさせ、調べ、考え、選び責任を負う姿勢を育てる。

【連載】看護管理者が元気になる！看護と人事の協働で実現するWLB（72）

メンタルヘルスケアは就業規則に優先する！竹中　君夫 74巻5号 , 2022年3月 , pp.96-97

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プロフェッショナルからの質問

　看護協会の研修会のように医療関係者が集まるところで講師をする際、冷静を装っていても、内心は不安でいっぱいなことがあります。それは医師やナースの皆さんから専門領域の質問をいただくときで、その典型がメンタルヘルスケアです。いくら人事制度関連とはいえ、メンタルヘルスケアでは素人の私がプロからの質問を受けるのですから大変です。今月は、そんな緊張感たっぷりに精神科の先生のご相談に答えたエピソード。では早速、内容の紹介です。

【連載】医療安全TOPICS（137）

さらなる患者・利用者の安全確保・推進に向けた2022年度の日本看護協会の取り組みについて宮脇　英恵 74巻5号 , 2022年3月 , pp.98-99

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　看護職の職能団体として、患者・利用者の安全と看護の質向上のために、さまざまな医療安全事業を展開している日本看護協会から、2022年度の取り組みを紹介します。

医療行政なるほど塾

厚生労働省のワーキンググループが電子カルテの標準化と普及の方策を議論「社会保険旬報」編集部 74巻5号 , 2022年3月 , pp.100-101

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　デジタル庁が2021年9月に設置され、各方面でデジタル化の取り組みが始まっています。新型コロナの感染拡大で、デジタル化の遅れが浮き彫りとなりましたが、障害を1つずつ取り除き、着実に進めることが求められます。

SPECIAL INTERVIEW

今こそチームで取り組みたい基本の医療安全対策内藤　清美 , 山内　桂子 74巻5号 , 2022年3月 , pp.6-7

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　医療機関の医療安全を支援する事業として、研修やコンサルティング、教材開発などを手がける東京海上日動メディカルサービス株式会社メディカルリスクマネジメント室。同室は昨年12月、新刊『医療安全実践ガイド第2版』を上梓しました。室長の内藤清美さんと特別講師の山内桂子さんに、近年の医療安全研修の傾向、書籍の活用法などについてうかがいました。

SPECIAL BOOK GUIDE

もう一人のクリミアの天使、メアリー・シーコール─『ナイチンゲールはなぜ戦地クリミアに赴いたのか』より 74巻5号 , 2022年3月 , pp.8-9

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　クリミア戦争で看護に従事した人物といえば真っ先にナイチンゲールの名前が挙がりますが、ナイチンゲール以外にも戦地で活躍した看護師は多くいました。「黒人のナイチンゲール」と称されたメアリー・シーコールもその一人です。戦後、ヴィクトリア女王やイギリス国民からその貢献を讃えられながらも、およそ1世紀もの間、彼女は忘れられた存在でした。ここでは、クリミアの激戦地でイギリス兵のために孤軍奮闘し医療にあたったシーコールの生涯を紹介します。

JNA INFORMATION

2022年度日本看護協会教育計画 74巻5号 , 2022年3月 , pp.56-59

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①インターネット配信研修［オンデマンド］個人・施設向け

～研修ポータルサイト開設～

2022年3月、日本看護協会公式ホームページ内の「研修」に関するページが新しくなりました

　日本看護協会（以下：本会）では、研修に関する情報を集約し、皆さまにご活用いただけるよう、公式ホームページ内「生涯学習支援」の「研修」に関するページを刷新しました。

DiNQL事業2022年度参加病院募集中他 74巻5号 , 2022年3月 , pp.60-60

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申込期間：4月30日（土）まで

　「労働と看護のデータベース（DiNQL）」事業の2022年度参加病院を募集します。本事業はデータを活用した看護管理者のマネジメントを支援しています。方法として労働と看護の質に関するベンチマーク評価ができるITシステムを提供しています。参加費は2021年度と同様、25%減額します。

2022年度公益社団法人日本看護協会奨学生募集 74巻5号 , 2022年3月 , pp.61-61

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■全奨学金共通

　詳細は、日本看護協会公式ホームページを参照してください（https://www.nurse.or.jp/nursing/education/scholarship/index.html）。

都道府県看護協会ナースセンター研修・イベント情報 74巻5号 , 2022年3月 , pp.62-62

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　各都道府県看護協会では、研修やイベントを開催しています。申込方法など詳細は都道府県看護協会もしくは下記問い合わせ先へ直接お問い合わせください。

WHO NEWS

新型コロナウイルス感染症パンデミックによる保健医療サービス提供への影響兵庫県立大学地域ケア開発研究所・WHO協力センター 74巻5号 , 2022年3月 , pp.66-66

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　2020年から続く新型コロナウイルス感染症（以下：COVID-19）の流行は世界各地で、通常の保健医療サービスの提供に重大な影響を及ぼしている。各国におけるCOVID-19パンデミックによる主要な保健医療サービスへの影響を把握するため、世界保健機関（WHO）は2020年5月から3回にわたって「COVID-19パンデミック下における必須保健医療サービスの持続性に関するグローバルパルス調査^★1」を実施している。このたび（2022年2月7日）、その第3回目調査の結果が公表された^★2。第3回目調査は、2021年11月から12月に実施され、129の国と地域が調査に回答した。調査結果は、調査時期の前6カ月（2021年6月から11月）の状況を反映したものである^★3。

厚生行政ウォッチング

《2022.1.16～2022.2.15》柳屋　有里 74巻5号 , 2022年3月 , pp.102-103

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医療・看護

1月20日➡厚生労働省は都道府県に「令和3年度新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業（医療分）の実施に当たっての取扱いについて」を通知。新型コロナウイルスに感染した入所者が療養する高齢者施設へ医療従事者等を派遣した派遣元医療機関等に支払われる補助金の上限額を、医師1人1時間当たり1万5100円、医師以外の医療従事者1人1時間当たり5520円に増額する。

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目次 74巻5号 , 2022年3月 , pp.17-19

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日本訪問看護財団からのお知らせ 74巻5号 , 2022年3月 , pp.104-104

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「看護」FAXご注文 74巻5号 , 2022年3月 , pp.109-109

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読者FAXシート 74巻5号 , 2022年3月 , pp.110-110

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読者プレゼントBOOKS+ 74巻5号 , 2022年3月 , pp.111-111

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次号予告/編集後記 74巻5号 , 2022年3月 , pp.112-112

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基本情報

日本看護協会機関誌「看護」
74巻5号
(2022年3月発行)

電子版ISSN：2437-0193 印刷版ISSN：0022-8362 日本看護協会出版会

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日本看護協会機関誌「看護」 74巻5号 (2022年3月発行)

特集1 特定行為研修修了者の活用推進

総論

解説1

解説2

報告1

報告2

報告3

報告4

特集2 看護のプロフェッションとしての成長をめざす対等に学び合うオンラインワークショップ

解説