日本看護協会
常任理事のマンスリー通信
吉川 久美子
1
,
鎌田 久美子
1
,
井本 寛子
1
,
森内 みね子
1
,
木澤 晃代
1
,
田母神 裕美
1
1日本看護協会 常任理事
pp.24-25
発行日 2022年3月20日
Published Date 2022/3/20
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- 文献概要
令和4年度診療報酬改定 コロナ対応の教訓・評価
2月9日の中医協総会をもって、令和4年度診療報酬改定の議論は終了し、個別改定項目の点数も決まりました。今回改定の特徴はなんといっても、前回改定直前に発生した新型コロナウイルス感染症との闘いが続く中での改定となったことです。コロナ対応の教訓から、感染防止対策や集中治療領域における重症患者対応体制の強化、有事に備えた地域全体の連携体制構築の視点が評価に加えられました。これらは、今般の看護職の活躍が評価につながったと考えます。重症度、医療・看護必要度については保険者側委員と診療側委員の意見が対立しましたが、急性期医療の適切な評価という観点から、評価項目の見直し等が行われました。専門看護師・認定看護師については評価される領域が拡大し、特定行為研修修了者も評価されました。今後、各改定項目に関する疑義解釈が多数発出されますので、看護管理者の皆さまは厚生労働省からの発出通知に注意し、対応していただければと思います。
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