日本糖尿病教育・看護学会誌 22巻2号 (2018年9月)

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 本研究は,ジェネラリスト看護師の糖尿病療養指導スキル尺度(NDESS)を開発し,信頼性と妥当性を検討することを目的とする.

 NDESSの質問項目は,看護師への質的研究と糖尿病看護に関する文献レビューにより抽出した.そして,内容妥当性が確認された43項目で構成されるNDESS試作版を用いて,質問紙調査を実施した.

 解析対象者は383名であった.探索的因子分析と確認的因子分析の結果,『セルフケア指導スキル』,『血糖コントロール指導スキル』,『患者看護師関係調整スキル』の3因子25項目が抽出された.尺度全体のCronbach's a係数は,0.961で内的一貫性が確認された.

 NDESSは信頼性と妥当性が確認され,糖尿病を専門としない看護師への糖尿病ケア研修の教育評価の指標として活用できると考える.

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【目的】糖尿病患者の日常生活における中強度以上の身体活動量への介入研究の動向について把握し,我が国での適応可能性について検討する.

【方法】糖尿病患者の身体活動量を促進させる介入研究で,中強度以上の身体活動量を評価指標としている文献を対象とした.検索範囲は2016年以前に出版されたものとし,国内文献は医中誌web版(ver.5)とCiNiiを,国外文献はCINAHLとMEDLINEを用いて検索した.

【結果】対象文献の26編のうち25編(96.2%)が国外文献だった.介入は主に対面式の個別指導,電話,集団指導,webを組み合わせており,身体活動の振り返りや身体活動を阻害する要因などについて指導していた.個別指導を行ったものや,加速度計やwebを取り入れた介入,社会的認知理論を用いた調査において中強度以上の身体活動量が増加する傾向にあった.

【考察】日本では専門家による頻回な個別指導を継続することは難しく,webなどを取り入れて効率的に指導を行う必要があると考えられた.

基本情報

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日本糖尿病教育・看護学会誌
22巻2号 (2018年9月)
電子版ISSN:2432-3713 印刷版ISSN:1342-8497 日本糖尿病教育・看護学会

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