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論評
新たな地域医療構想をどう考えるのか④ 大都市部の検討事項 ―福岡糸島医療圏を例として(2)
松田 晋哉
1
1福岡国際医療福祉大学看護学部/ヘルスサービスリサーチセンター教授
pp.14-22
発行日 2026年7月21日
Published Date 2026/7/21
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO3006005
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1 はじめに:在宅医療に関する問題意識 大都市部において地域医療構想の議論が難しい理由としては、多くの人口が住む地域に複数の急性期病院があり、交通の便の良さもあって各病院を受診する患者が必ずしも当該医療圏の患者に限らないということが挙げられる。この問題に対して、筆者は急性期から地域区分を考える議論に手法上の限界があると考えている。そして、都市部においてこそ慢性期から地域区分を考える必要性が高く、具体的には二次医療圏ではなく、高齢者の日常生活圏域に近い市区町(村)のレベルで、Type Bの病院と診療所、介護施設の連携関係の在り方を検討していくべきである。以下、この点について、前報(本誌№2998)と同様、福岡糸島医療圏を例として説明してみたい。

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