Japanese
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特集 免疫疾患とウイルス感染 virome時代の再評価
亜集団解析が拓くHSV-1増殖機構
-――ADとの関連を背景に
Subpopulation analysis reveals the mechanism of HSV-1 progeny production
――In the context of its association with Alzheimer’s disease
丸鶴 雄平
1
,
川口 寧
1
Yuhei MARUZURU
1
,
Yasushi KAWAGUCHI
1
1東京大学医科学研究所 感染・免疫部門 ウイルス病態制御分野
キーワード:
単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)
,
アルツハイマー病(AD)
,
亜集団解析
Keyword:
単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)
,
アルツハイマー病(AD)
,
亜集団解析
pp.1162-1166
発行日 2026年9月26日
Published Date 2026/9/26
DOI https://doi.org/10.32118/ayu298131162
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- 参考文献 Reference
単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)は,宿主の生涯にわたり潜伏と再活性化を繰り返すウイルスである.HSV-1感染細胞においては,ウイルスの遺伝子発現量と子孫ウイルス産生量が細胞ごとに大きく異なるが,両者の量的関係は明らかでなかった.筆者らは後期(L)タンパク質発現量を可視化するレポーターHSV-1を用いた亜集団解析から,子孫ウイルスが効率的に産生されるためにはLタンパク質発現が一定の閾値を超える必要があること,さらに閾値に満たない細胞ではヌクレオカプシドの成熟が律速段階となり,子孫ウイルス産生が妨げられていることを見出した.本稿では,近年,アルツハイマー病(AD)のリスク因子としても注目を集めているHSV-1に焦点をあて,両者の関連をめぐる疫学的・分子的知見を概観するとともに,筆者らの亜集団解析から得られた知見を,HSV-1の自然免疫回避における意義とあわせて紹介する.

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