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第1土曜特集 閉塞性肺疾患診療アップデート
びまん性汎細気管支炎
びまん性汎細気管支炎の診断と治療
Diagnosis and treatment of diffuse panbronchiolitis
神尾 孝一郎
1
Koichiro KAMIO
1
1日本医科大学呼吸器内科
キーワード:
びまん性汎細気管支炎(DPB)
,
マクロライド少量長期療法
,
HLA-B54
Keyword:
びまん性汎細気管支炎(DPB)
,
マクロライド少量長期療法
,
HLA-B54
pp.958-962
発行日 2026年9月5日
Published Date 2026/9/5
DOI https://doi.org/10.32118/ayu298100958
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- 参考文献 Reference
びまん性汎細気管支炎(DPB)は,呼吸細気管支領域を主座とする慢性炎症性気道疾患であり,慢性副鼻腔炎を高率に合併し,湿性咳嗽,膿性痰,労作時息切れを呈する.わが国で疾患概念が確立され,かつては呼吸不全へ進行する予後不良な疾患であったが,マクロライド少量長期療法により生命予後は大きく改善した.診断には慢性副鼻腔炎の合併,高分解能CT(HRCT)でのびまん性小葉中心性粒状影,閉塞性換気障害,寒冷凝集素価高値,HLA-B54陽性所見などを総合的に評価する.近年は有病率の低下に伴い見逃されやすく,慢性閉塞性肺疾患(COPD),気管支拡張症,非結核性抗酸菌症,線毛機能不全症候群(PCD)などとの鑑別が重要である.TBLCや遺伝学的検査の活用,マクロライドの免疫修飾作用など新たな知見も蓄積しており,DPBを治療可能な疾患として再認識する必要がある.

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