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第1土曜特集 閉塞性肺疾患診療アップデート
気管支喘息(成人)
気管支喘息における発症予防と増悪予防
Prevention of onset and exacerbations in bronchial asthma
関谷 潔史
1
Kiyoshi SEKIYA
1
1国立病院機構相模原病院アレルギー・呼吸器科
キーワード:
気管支喘息
,
喘息発症予防
,
喘息増悪
,
喘息大発作
Keyword:
気管支喘息
,
喘息発症予防
,
喘息増悪
,
喘息大発作
pp.911-917
発行日 2026年9月5日
Published Date 2026/9/5
DOI https://doi.org/10.32118/ayu298100911
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喘息に関わる個体因子や環境因子は,患者それぞれに多様性があり,これらの要因はそれぞれ独立したものではなく複雑に絡み合い相互に影響し合っている.そのため,個々の発症危険因子に介入しても,喘息の発症を明確に予防できるというエビデンスはない.しかし,両因子は喘息の発症だけではなく,喘息の増悪や重症化にも深く関わっており,発症してしまった後の喘息診療において,増悪・重症化を予防するうえではこれらへの介入は非常に重要な治療戦略のひとつとなる.喘息発症後の増悪および重症化の危険因子としては,吸入手技やアドヒアランスが不良であること以外に併存症の存在といった個体因子や,嗜好品・生活環境といった環境因子が深く関わってくるが,発症危険因子とは異なり,介入することによる増悪および重症化抑制効果が示されており,個々の要因に基づいた患者指導が重要となる.

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