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第5土曜特集 臓器連関が解き明かす疾患の深層
臓器連関と腎疾患
CKDサルコペニアから読み解く腎臓-骨格筋連関
Kidney-muscle crosstalk in CKD-associated sarcopenia
稲葉 俊介
1
,
萬代 新太郎
1
Shunsuke INABA
1
,
Shintaro MANDAI
1
1東京科学大学大学院医歯学総合研究科腎臓内科学分野
キーワード:
慢性腎臓病(CKD)
,
サルコペニア
,
腎臓-骨格筋連関
,
マイオカイン
Keyword:
慢性腎臓病(CKD)
,
サルコペニア
,
腎臓-骨格筋連関
,
マイオカイン
pp.718-723
発行日 2026年8月29日
Published Date 2026/8/29
DOI https://doi.org/10.32118/ayu298090718
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
慢性腎臓病(CKD)では,尿毒素貯留,慢性炎症,代謝・内分泌異常などにより腎臓-骨格筋連関の恒常性が破綻し,サルコペニアが高頻度に生じる.CKDにおけるサルコペニアは,死亡,身体機能低下リスクと関連する重要な臨床病態であり,筋量や筋質の変化を統合して理解する必要がある.CKD環境では,myostatin/activin-SMAD,STAT3,NF-κBをはじめとする筋障害シグナルが活性化し,筋タンパク質恒常性の破綻,筋微小環境の劣化,ミトコンドリア機能低下,筋再生不全を介して筋量・筋質が低下する.腎→筋方向の病的作用を主軸としつつ,骨格筋が分泌因子(マイオカインなど)を介して腎病態を修飾する筋→腎方向の作用も明らかになりつつある.現行治療は運動療法と栄養療法を基盤に,CKD関連因子に対する多面的な薬物療法を組み合わせて行われるが,その効果には限界があり,より根本的な病態解明および治療法創出が必要である.

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