Japanese
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第5土曜特集 臓器連関が解き明かす疾患の深層
臓器連関と腎疾患
自律神経系と急性腎障害
-――神経-免疫連関による新たな治療戦略
Autonomic nervous system and acute kidney injury
――Novel therapeutic strategies through neuroimmune interactions
中村 恭菜
1
,
井上 剛
1
Yasuna NAKAMURA
1
,
Tsuyoshi INOUE
1
1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科内臓機能生理学
キーワード:
急性腎障害(AKI)
,
神経-免疫連関
,
アセチルコリン
,
自律神経系
Keyword:
急性腎障害(AKI)
,
神経-免疫連関
,
アセチルコリン
,
自律神経系
pp.712-717
発行日 2026年8月29日
Published Date 2026/8/29
DOI https://doi.org/10.32118/ayu298090712
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
急性腎障害(AKI)は急速な腎機能低下をきたし,時に生命に関わる重要な病態であり,炎症応答と神経系との相互作用が病態形成に深く関与することが明らかとなっている.特に,神経系と免疫系のクロストークである神経-免疫連関において重要な役割を担うコリン作動性抗炎症経路(CAP)は,迷走神経刺激(VNS)を介して脾臓やマクロファージ,さらに腎尿細管細胞などに作用し,腎保護効果を示すことが明らかとなってきた.また,交感神経系もβ2アドレナリン受容体を介してAKIを軽減することが明らかとなっている.さらに,腹部超音波刺激によるCAP活性化など,より低侵襲な治療法の可能性も注目されている.神経-免疫連関を標的とした介入は,AKIに対する新たな治療戦略として期待される.

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