Japanese
English
特集 アドレノメデュリン研究の最前線――基礎から創薬・臨床応用へ
アドレノメデュリンの発見から創薬研究へ
From the discovery of adrenomedullin to drug discovery research
北村 和雄
1
Kazuo KITAMURA
1
1宮崎大学医学部内科学講座循環器・腎臓内科学分野
キーワード:
アドレノメデュリン(AM)
,
医師主導治験
,
PEG化AM
Keyword:
アドレノメデュリン(AM)
,
医師主導治験
,
PEG化AM
pp.183-188
発行日 2026年7月18日
Published Date 2026/7/18
DOI https://doi.org/10.32118/ayu298030183
- 有料閲覧
PPV購入案内
1,595円 (1,450円+税10%) こちらは、183ページから188ページの文献です。
PPV(ペイ・パー・ビュー)とは、論文(記事)単位で購入・閲覧ができるサービスです。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
アドレノメデュリン(AM)は,ラット血小板におけるcAMP増加活性を指標として,ヒト褐色細胞腫組織から発見された,血管拡張作用および降圧作用を有する循環調節ペプチドである.その後の研究により,AMは副腎髄質にとどまらず,生体内の多様な組織や細胞において広く産生され,抗炎症作用や血管新生作用など,多彩な生理活性を有することが明らかとなった.AMの臨床応用を目指した創薬研究では,その臓器保護作用および組織修復作用に着目し,難治性炎症性腸疾患(IBD)を対象とした開発が進められてきた.動物モデルにおける有効性に加え,患者を対象とした臨床研究においても有効性が示されたことから,医師主導治験が実施された.非臨床試験および治験薬製造を経て,健常人を対象とした第Ⅰ相試験により安全性および薬物動態が確認され,さらにIBD患者を対象とした第Ⅱa相試験が実施された.その結果,安全性および有用性が示されたものの,持続静注を要する投与法は臨床的利便性の面で課題が残された.この課題を克服するため,AMのN末端にポリエチレングリコール(PEG)を付加した誘導体(PEG化AM)が開発され,現在,実用化を目指した治験が進行中である.

Copyright © 2026 Ishiyaku Publishers,Inc. All Rights Reserved.

