Japanese
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第5土曜特集 がん医療の最前線 臨床と研究の共創
がんの治療
核医学セラノスティクス
-――現状と今後の展開
Nuclear medicine and theranostics
――Current status and future perspective
渡部 直史
1,2
Tadashi WATABE
1,2
1大阪大学放射線科学基盤機構
2同医学部附属病院
キーワード:
セラノスティクス
,
PETイメージング
,
核医学治療
,
標的α線治療
,
アスタチン
Keyword:
セラノスティクス
,
PETイメージング
,
核医学治療
,
標的α線治療
,
アスタチン
pp.761-765
発行日 2026年5月30日
Published Date 2026/5/30
DOI https://doi.org/10.32118/ayu297090761
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
セラノスティクス(theranostics)は,治療と診断を一体化させた新しい概念であり,同一の化合物に対して,標識する核種を変えることで画像診断からラジオアイソトープ(RI)治療(核医学治療)までを一貫して実施する診断・治療技術である.画像診断では,たとえば全身の転移巣における標的分子の発現程度を定量的に確認できるだけでなく,治療効果の予測も可能である.特に創薬においては,診断薬の体内分布から治療薬の最適化を行い,正常臓器への生理的集積を減らすことで,副作用の低減も可能である.治療では,診断薬と同様にRI標識リガンドを標的部位に分布させ,体内からα線やβ線といった飛程の短い放射線でがんに対する治療を行う.日本国内ではサイクロトロンで製造可能なアスタチン(211At)を用いた創薬開発と臨床応用で世界をリードしており,今後の展開が期待される.

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