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特集 セラノスティクス――PET画像診断から核医学治療へ
核医学セラノスティクスにおけるdosimetry
Dosimetry in nuclear medicine theranostics
右近 直之
1
Naoyuki UKON
1
1福島県立医科大学ふくしま国際医療科学センター先端臨床研究センター
キーワード:
セラノスティクス
,
MIRD法
,
モンテカルロ(MC)シミュレーション
Keyword:
セラノスティクス
,
MIRD法
,
モンテカルロ(MC)シミュレーション
pp.135-138
発行日 2024年10月12日
Published Date 2024/10/12
DOI https://doi.org/10.32118/ayu291020135
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わが国で従来使用されている131I(ヨウ素)を用いた甲状腺がんに対する治療に加え,α線放出核種である223Ra(ラジウム)や新しいβ線放出核種である177Lu(ルテチウム)を用いた治療薬などが臨床で使用され大きく変化している.これらの放射性薬剤は全身に分布するため腫瘍や正常臓器に対する線量評価の必要性が指摘されている.さらに,近年開発が進んでいるα線放出核種の225Ac(アクチニウム)や211At(アスタチン)を用いた治療薬などが加わると,dosimetryの重要性はますます高まることが予想される.そこで本稿では,dosimetryについての基礎から最新の動向を解説する.
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