Japanese
English
特集 精神疾患における環境要因と遺伝-環境相互作用
うつ病における遺伝要因と環境要因
Genetic and environmental factors of depression
芦澤 琢磨
1
,
齋藤 竹生
1
,
岩田 仲生
1
Takuma ASHIZAWA
1
,
Takeo SAITO
1
,
Nakao IWATA
1
1藤田医科大学精神神経科学講座
キーワード:
うつ病
,
ストレス脆弱性
,
GWEIS(genome-wide by environment interaction study)
,
ストレスライフイベント(SLE)
Keyword:
うつ病
,
ストレス脆弱性
,
GWEIS(genome-wide by environment interaction study)
,
ストレスライフイベント(SLE)
pp.551-554
発行日 2024年2月17日
Published Date 2024/2/17
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28807551
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- 参考文献 Reference
高い有病率を示すうつ病は精神科医療のみならず,社会的にも重要な疾患であるといえる.このため,うつ病の病態解明とそれを基盤として創出される予防法の確立やよりよい治療法の開発が求められている.こうしたことを背景に病態解明を目指し,これまでに遺伝子解析研究が進められてきた.そして近年,大規模なサンプル数を用いたゲノムワイド関連解析(GWAS)が実施されるようになり,ようやく疾患感受性遺伝子の同定が成功しはじめている.一方で,うつ病の遺伝率は統合失調症や双極性障害のそれと比べ低いことからもわかるように,発症に環境要因が大きく影響するため,遺伝-環境相互作用を考慮した解析も病態解明において重要な方法論となる.本稿では,遺伝-環境相互作用を考慮した遺伝子解析研究(genome-wide by environment interaction study:GWEIS)を軸に,うつ病の遺伝要因,環境要因,遺伝-環境相互作用について述べる.

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