特集 職場環境と健康管理—産業看護の課題
職場の環境要因—生物学的要因
岡崎 勲
1
,
村田 友紀
1
,
和田 則仁
1
Isao OKAZAKI
1
,
Yuki MURATA
1
,
Norihito WADA
1
1東海大学医学部地域・環境保健系地域保健学
pp.461-464
発行日 1992年7月15日
Published Date 1992/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900603
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職場の環境要因を生物学的hazardの面から述べる.今どこの職場でも問題となっているのは,若い世代にγ-GTP高値を示す者が多くみられることと,各種アレルギー症状を訴える人が多いことである.結核とAIDSは変わらず油断できず重要である,海外勤務者,海外からの出稼ぎ労働者,ウイルス性疾患に罹患しやすい高危険度群である医療従事者,その他職業内容から動物,植物,微生物などに接する従事者など,職場の特異性による健康障害をきたす問題がある.ここでは誌面の都合から肝機能検査異常者の問題,アレルギー症状を訴える人の問題,その他の3つに分けて述べる.
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