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連載 この病気,何でしょう? 知っておくべき感染症・Vol.4
トキソプラズマ症(悪性リンパ腫? トキソプラズマ症?)
阪本 直也
1
Naoya SAKAMOTO
1
1東京都立墨東病院感染症科
キーワード:
トキソプラズマ脳炎
,
HIV感染症
,
悪性リンパ腫
Keyword:
トキソプラズマ脳炎
,
HIV感染症
,
悪性リンパ腫
pp.241-246
発行日 2021年4月17日
Published Date 2021/4/17
DOI https://doi.org/10.32118/ayu27703241
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- 参考文献 Reference
Summary
トキソプラズマ症は,トキソプラズマ(Toxoplasma gondii)により引き起こされる原虫症である.健常人に感染を起こすと,免疫機能によりほとんど症状を呈さない(不顕性感染)か,軽度の急性症状を呈した後,生涯にわたって保虫者となる.臨床病型は,先天性トキソプラズマ症,後天性トキソプラズマ症(不顕性感染を含む急性感染症,眼トキソプラズマ症,日和見感染症)に分けられる.とくに後天性免疫不全症候群などの患者で,日和見感染症として発症し,体内に潜伏感染していたトキソプラズマが再活性化し,脳炎などの重篤な症状を引き起こす.医学の進歩により臓器移植や化学療法などで免疫不全患者は増加しており,そのような背景の患者においても,トキソプラズマ症は鑑別疾患のひとつになりうる.そのため,一般診療医においても鑑別診断や診断のためのアプローチの知識が必要と考える.

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