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特集 一技入魂! 基本手技─理論と実践で築く小児科専門医の力
各論 習得が必須な手技・処置
鼠径ヘルニア嵌頓の整復
竹井 寛和
1
Hirokazu Takei
1
1兵庫県立こども病院救急科
pp.963-967
発行日 2026年7月1日
Published Date 2026/7/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000003070
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はじめに
鼠径ヘルニアは小児においてもっとも多い先天性疾患の一つであり,全発生率は0.8〜4.4%である1)。とくに未熟児では頻度が高く,在胎36週未満の児の約10%にみられる。鼠径ヘルニア嵌頓とは,脱出した腸管などの内容物が鼠径輪で締めつけられ腹腔内に戻らなくなった状態を指す。ヘルニア症例の7〜30%が嵌頓となることがあり,生後1年以内の乳児期にリスクが高い2)。血流障害が進行すると,脱出した臓器(腸管や卵巣)が壊死するリスクがあるため,可及的速やかに整復する必要がある。

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