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特集 子どもの栄養ケアを見直す─分野の垣根を越えて
総論
ライフコースを見据えた小児の栄養課題と対策
石川 みどり
1
Midori Ishikawa
1
1国立保健医療科学院
pp.739-743
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000003013
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はじめに
ライフコースとは,個人がたどる多様な人生のあり方を捉える概念である。新生児,小児,青年,成人,高齢者,そして次世代を対象としている1,2)。ライフコースを見据えた良好な栄養状態の維持は,人生全体の心身の発達と健康にとってきわめて重要である。ある時期に(とくに人生初期において)栄養不良に陥り,改善への努力がなされないと,次世代のライフステージおよび次のライフサイクルに大きく影響する。母親は,母親自身の健康状態やQOLだけではなく,とくに妊娠中に低栄養であった場合,胎児の子宮内発育不全や,低出生体重,慢性栄養不良(stunting)や低体重(underweight)の主なリスクファクターになることが知られている。

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