特集 子どもの栄養ケアを見直す─分野の垣根を越えて
序文―乳児・小児栄養における国内外の課題
東海林 宏道
1
Hiromichi Shoji
1
1順天堂大学医学部小児科学講座
pp.737-738
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000003012
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はじめに
成長と発達の基盤が形成される小児期において,栄養がきわめて重要であることはいうまでもない。しかし,医学部教育や研修医教育のなかで「栄養ケア」に十分な時間を割いている施設は必ずしも多くないのが現状である。本来,小児診療における栄養ケアは治療の一部として位置づけられるべきであり,実際に近年は栄養管理に関連する新規薬剤の承認も進みつつある。さらに,災害時の栄養対応,特異な食生活を送る若年女性の増加といった,診療の枠を超えて小児科医が理解しておくべき栄養学的課題も顕在化している。本特集は,こうした臨床・社会の双方にまたがる小児栄養の課題を包括的に扱うことを目的として企画した。
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