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特集 クロスアップデート2026:相互理解のために知っておきたい最新知識
新生児科から産科へ
正期産児の管理 生殖補助医療後の新生児の臨床的課題
衣斐 恭介
1
IBI Kyosuke
1
1東京大学大学院医学系研究科小児科
pp.413-416
発行日 2026年4月10日
Published Date 2026/4/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002663
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生殖補助医療で出生する児の割合
生殖補助医療(assisted reproduction technology:ART)とは採卵や採精で得られた卵子や精子を体外で受精させ,受精卵を体外で培養し子宮のなかに移植する,という不妊治療のための一連の医療技術を指す。ART出生児は年々増加傾向にある。2013年以降の出生数とARTによる出生数を図に示す。出生数の減少も相まって,2023年には全出生727,288人に対してART出生児は85,048人と,全出生の11.7%を占めていた1,2)。2013年には出生全体の4.1%(全出生:1,029,816人,ART出生:42,554人)だったことから,直近10年で2.8倍も増加していた。2023年の内訳としては体外受精(in vitro fertilization:IVF)出生児1,772人,顕微授精(intracytoplasmic sperm injection:ICSI)出生児2,502人であるのに対して,凍結胚移植(frozen embryo transfer:FET)出生児80,774人であり,FET出生児が大半を占めるようになっていた。近年,ART治療周期数としては頭打ちとなってはいるが,晩産化の時代において今後もARTの重要性は大きくあり続けるだろう。

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