特集 クロスアップデート2026:相互理解のために知っておきたい最新知識
新生児科から産科へ
正期産児の管理 新生児聴覚スクリーニング検査と尿サイトメガロウイルス(CMV)核酸検査
森岡 一朗
1
MORIOKA Ichiro
1
1日本大学医学部小児科学系小児科学分野
pp.408-412
発行日 2026年4月10日
Published Date 2026/4/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002662
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はじめに
先天性難聴は出生1,000人あたり1~2人の頻度で認められ,他の主要な先天性疾患と比較して高い発生率を示す代表的な感覚器障害である。出生時は,家族や医療者が気づかないまま乳児期を経過する例が少なくない。しかし,聴覚は言語発達の基盤であり,適切な聴覚刺激が得られない場合,言語獲得の遅れのみならず,コミュニケーション能力,情緒,社会性の発達にまで広範な影響を及ぼす。そのため,先天性難聴の早期発見と早期介入は,小児保健における重要課題として位置づけられてきた。

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