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特集 難聴の疑問に答える
【補聴器と難聴予防】
補聴器によって認知症は予防できるか?
杉浦 彩子
1,2
Saiko Sugiura
1,2
1刈谷きこえのクリニック院長
2国立長寿医療研究センター耳鼻いんこう科
キーワード:
加齢性難聴
,
認知機能
Keyword:
加齢性難聴
,
認知機能
pp.1237-1240
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000002346
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- 参考文献 Reference
はじめに
超高齢社会を迎えたわが国において,認知症対策は喫緊の課題である。Lancet国際委員会の2017年の認知症に関する報告では,認知症の修正可能なリスク因子9つのうち,難聴が最大の寄与割合であることが示され,一気に難聴への注目が高まった1)。さらなる追加報告を重ね2020年2),さらに2024年3)とアップデートが重ねられているが,難聴は依然として最大の寄与割合を示しており,補聴器使用が認知機能低下や認知症発症の抑制につながるのかどうかが世界的に注目されている。本稿では,まず難聴と認知機能低下の関連について整理したうえで,どの程度の難聴者がどのように補聴器を使用することが認知機能に有用かについて論じたい。

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