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特集 難聴の疑問に答える
【難聴の診断】
語音聴力検査はどのような検査か? その結果の見方は?
亀井 昌代
1
Masayo Kamei
1
1岩手医科大学耳鼻咽喉科頭頸部外科学講座
キーワード:
語音聴力検査
,
語音聴取閾値
,
語音弁別能
,
語音明瞭度曲線
Keyword:
語音聴力検査
,
語音聴取閾値
,
語音弁別能
,
語音明瞭度曲線
pp.1007-1011
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000002284
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はじめに
語音聴力検査の主な目的はコミュニケーション能力の評価である。コミュニケーション能力は語音明瞭度検査の最高語音明瞭度から推測でき,また語音明瞭度は補聴器適合や補聴訓練の際に重要な資料となる。
現在,語音聴力検査全般について国際規格第3版(ISO8253-3 2022)が提示されている1)。語音聴力検査には,単音節語音明瞭度検査,単語了解度検査,文章了解度検査がある。単語や文章を用いる検査は,年齢や教育歴などにより親密度が異なること,リストを多数作成するためにはリストごとに了解度が同様の結果になる必要があり,また同様のリストが多数存在しても繰り返し検査を行うことで記憶してしまうことなど検査成績に影響を及ぼす。そのため一般的に,語音聴力検査には単音節語音明瞭度検査が行われている。現在日本では,語音聴力検査は静寂下で単音節の語音明瞭度が評価されることが多いが,海外では静かな音場で検査する語音聴力検査のみでなく,雑音下での語音聴取閾値(Speech Reception Threshold:SRT)検査が用いられることが多い。

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