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特集 耳鼻咽喉科領域における患者支援機器
【耳科領域】
めまいリハビリテーションの患者支援機器
今井 貴夫
1
Takao Imai
1
1ベルランド総合病院耳手術・めまい難聴センター
キーワード:
感覚代行デバイス
,
仮想現実
,
免荷式トレッドミル
Keyword:
感覚代行デバイス
,
仮想現実
,
免荷式トレッドミル
pp.377-380
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000002069
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はじめに
めまいの原因は末梢前庭系の障害,中枢神経系の疾患,循環器・全身性要因,さらには心因的要因など多岐にわたり,代表的な疾患としては良性発作性頭位めまい症,メニエール病,前庭神経炎,脳血管障害,心因性めまい,持続性知覚性姿勢誘発めまいなどが挙げられる。これらに対する治療としては,薬物療法,耳石置換法や前庭リハビリテーションなどの理学療法,生活習慣の改善,さらには心理的支援や認知行動療法などがあり,原因疾患に応じた適切な治療選択が重要となる。前庭リハビリテーションに関しては,日本めまい平衡医学会から『前庭リハビリテーションガイドライン 2024年版』が発刊され,臨床における標準的な治療指針が示されている。近年は,リハビリテーションの効果を高め,患者の安全性や継続性を支援する目的で,各種の患者支援機器が臨床現場に導入されるようになってきている。これらの機器は従来の治療を補完し,患者の主体的な参加を促すことで,治療効果の向上や再発予防に寄与する可能性を有している。本稿では,めまいリハビリテーションにおける患者支援機器について概説し,その臨床的意義と今後の展望を述べる。

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