Japanese
English
特集 ネフローゼ症候群―最新の知見と動向
病因・病態 一次性ネフローゼ症候群
免疫異常(特にB細胞系)研究の動向
Recent advances in immune disorders, particularly in the B-cell system
三浦 健一郎
1
,
白井 陽子
1
,
服部 元史
1
MIURA Kenichiro
1
,
SHIRAI Yoko
1
,
HATTORI Motoshi
1
1東京女子医科大学腎臓小児科
キーワード:
B細胞
,
形質細胞
,
抗ネフリン抗体
,
B cell activating factor
Keyword:
B細胞
,
形質細胞
,
抗ネフリン抗体
,
B cell activating factor
pp.59-63
発行日 2026年7月25日
Published Date 2026/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000002513
- 有料閲覧
PPV購入案内
2,750円 (2,500円+税10%) こちらは、59ページから63ページの文献です。
PPV(ペイ・パー・ビュー)とは、論文(記事)単位で購入・閲覧ができるサービスです。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
ネフローゼ症候群は,ポドサイト障害により糸球体濾過障壁が破綻し,蛋白尿を呈する疾患であるが,その原因は長らく判明していなかった。1974年,Shalhoubは,ネフローゼ症候群が麻疹罹患で寛解することやホジキンリンパ腫に関連することなどの臨床所見をもとに,T細胞機能異常仮説を提唱した1)。それ以降,T細胞に着目した検討が進められ,CD4/CD8比やTh1/Th2バランスの異常,Th17細胞の増加,制御性T細胞(regulatory T cell:Treg)の障害が報告された2)。2004年,抗CD20モノクローナル抗体であるリツキシマブが一次性ネフローゼ症候群に有効であることが報告され3),B細胞が一次性ネフローゼ症候群において重要な役割を果たしていると考えられるようになった。そして,2022年以降の抗ネフリン抗体の発見により,病因病態および治療標的としてのB細胞の重要性がさらに高まっている4~6)。本稿では,一次性ネフローゼ症候群における免疫異常研究について,B細胞の関与を中心に概説する。

© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.

