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特集 透析患者の口腔合併症と口腔ケア
5.各種病態と基本的対応(4)透析患者の口腔乾燥と味覚障害
伊藤 加代子
1
,
船山 さおり
1
,
井上 誠
1,2
1 新潟大学医歯学総合病院口腔リハビリテーション科
2 新潟大学大学院医歯学総合研究科摂食嚥下リハビリテーション学分野
キーワード:
口腔乾燥
,
味覚障害
,
透析
Keyword:
口腔乾燥
,
味覚障害
,
透析
pp.1547-1552
発行日 2025年12月10日
Published Date 2025/12/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003670
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- 参考文献 Reference
透析患者には口腔乾燥や味覚障害が多く認められる.透析と関連する口腔乾燥の要因としては体内の水分量低下や薬剤の副作用が,味覚障害の要因としては亜鉛欠乏,尿毒症物質の蓄積などが挙げられるが,いずれも原因は多岐にわたる.唾液分泌量の低下はう蝕や歯周疾患などの感染症の増加を招くだけでなく,唾液緩衝能の低下により逆流性食道炎の悪化につながる可能性もある.また味覚障害による食思不振から低栄養を招いたり,塩味の閾値上昇が塩分の過剰摂取を招く可能性もある.透析患者の口腔乾燥や味覚障害に気づき,適切な対応を行うことが大切である.

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