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特集 エキスパートに学ぶ産婦人科縮小手術・低侵襲手術のトピックス
7.帝王切開子宮瘢痕症の最新トピックス
谷村 悟
1
S. Tanimura
1
1富山県立中央病院産婦人科
pp.759-763
発行日 2026年8月1日
Published Date 2026/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003910
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帝王切開瘢痕症候群(CSS)は近年,単なる瘢痕形態異常ではなく,月経異常,不妊,慢性骨盤痛などを引き起こす疾患概念として再整理されつつある。2023年には症候性瘢痕を対象としたcesarean scar disorder(CSDi)が提唱され,国際的な診断基準が整備された。病態には子宮内腔液貯留,慢性炎症,子宮収縮異常が関与すると考えられ,不妊との関連では特に子宮内腔液貯留が重要視されている。さらに慢性骨盤痛,早産,帝王切開瘢痕部妊娠(CSP)との関連も報告され,病変が後壁を含む全周性病変として進展する可能性も示唆されている。本稿では最新のエビデンスと当院の経験をもとに,CSDiの病態,診断,治療適応および今後の課題について概説する。

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